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849 :名無しの紳士提督:2015/01/26(月) 00 00 33 ID ZzaQX9hY いつもの鎮守府 金剛が熱烈な愛のアタックをして いつもの執務室 それを見た比叡が真っ赤になって空回り いつもの日常 霧島と榛名がフォローに回る いつもの光景 それは唐突な形で破られる 「んっ…! ……はっぁ……提、督…。良かったんですか」「何がだ」 深夜、提督の執務室から漏れ出た明かりに気が付いて部屋に向かった金剛は、それを見てしまった 「お姉さまのことですよぉ…やっとケッコンできる練度になったのに、今夜も比叡と……」 「俺が選んだのは最初からお前だけだ。知ってるだろ?」 「あ、あぁっ……ん、もぉお! 本当ですか?」 みたいな感じで、提督LOVEの金剛とお姉さまLOVEで提督に対抗心を燃やす比叡 という図式だと思っていたら提督と比叡はとっくの昔にそういう関係だった それを金剛が知っちゃって、悔しさと悲しさと怒りと惨めさがない交ぜになった状態で のぞき見して泣きながらオナニーするSS下さい これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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前回の話 「――督、提督」 「はっ……」 緩く肩を揺すられて、自分は慌てて目を覚ました。 脳が気だるい中、ぼやけた視界を指で擦ったり、目頭を押さえて何とか現実に回帰する。 少し責めるような顔が姿が、炬燵右側にあった。 「しっかりしてください。まだお昼過ぎです」 「すまん」 大井の言う通り"まだ"なんだな。 さっさと夜が来ないものか。 「このまま夜になっても、執務は終わらないの、分かってますか?」 分かっている。 それと、ペン先を人の顔に差し向けるのは危ないからやめなさい。 昼に裕福な食事をすると、食欲は満たされるが、代わりに睡眠欲を掻き立てられるのは、何とも解せない事だ。 加えて、朝の目覚めがすっきりしない程度に普段より睡眠時間を削った今日は、中々身が入らなくて困りものである。 昨日自分の膝で寝た赤城は結局日付が変わる前に起き、私には礼を、大井には畏まって謝罪して自分の寝室に戻って行った。 その後残りの執務に追われた結果がこれだ。 しかし自分で言い出した事なので、この事で赤城を恨む気はない。 幾つかの書類に目を通し、赤城の、間宮券配布頻度向上願いの旨が書かれた申請書に却下の印と理由を記入、 する途中でまたも自分の意識は落ちる。 「提督。起きないと二十発、撃ちますよ」 「はっ……」 気がつけば、赤城の申請書の下辺りを、意味の分からない線が無秩序に走っていた。 手が自分の制御を離れて、文字の尻辺りから勝手に動いたらしい。 「ああもう、何やってるんですか。……」 その申請書を取り上げ、急に黙り込んでじっと見つめる大井は、一体何を考えているのだろうか。 欠伸を出す愚かな口を手で覆い隠してから、大井に問う。 何処かおかしな記述でもあったか。 「いえ、赤城さんはやっぱり危ないと思っただけです」 良く分からない科白を残して、その申請書を炬燵の上から畳に移した。 こちらとしても脳があまり働いていないので、それについて突っ込む事なく流す。 大井は筆を置き、畳からこちらに意識を移す。 「もし今のが重要書類だったらどうするんですか」 上に謝るしかないな。 兎に角、こんな適当な返事しかできない程度に、今の自分には仮眠が必要のようなのだ。 仮眠を取らせてくれ。 でないと、この後の書類どもにも酔っ払ったみみずを幾つも作ってしまう。 「もう……仕方ないわね」 すまないが、三十分後に起こしてくれ。 ではな。 「提督? 何処へ行かれるんですか?」 だから仮眠だと……。 「ここで寝ればいいじゃないですか」 そう言って、大井は自分の膝を炬燵から出し、それをぽんぽんと叩く。 大井の膝で寝ろと。 気持ちはありがたいが、大井は執務を続ける気じゃないのか。 「大丈夫です。提督の頭と一緒に膝を炬燵に――」 やっぱり奥で寝る。 「冗談ですよ、もう」 からかうのが面白いと言った具合にくすくすと手で口元を隠す。 なんだかんだで自分も応酬を楽しんでいるのだが、如何せん欠伸は抑えられまい。 噛み殺す事さえせず馬鹿正直に途中まで欠伸を見せ、気がついてはっと手で口を覆う。 嗚呼、もう駄目かもしれん。 「……みっともないというか、間抜けです」 大丈夫、大井くらいにしかこんなに間は抜かないさ。 自分で言っていて何がどう大丈夫なのか分からないが、 呆れた顔でぽつりと零す大井の貶し言葉も潜り抜けるように、のそのそと四つん這いで移動する。 大井の傍まで行き、目前の膝を凝視したところで、今まで行かなかった意識が行く。 スカートが短いので、太腿の半分程が露出している。 これから、この生脚を枕に寝るというのだ。自分は。 「どうしたんです? 寝ていいんですよ」 流石に少しは躊躇うのだが、大井は気にしない、というより、気が向いていないようだった。 膝に顔を埋めていいか、等と聞いてみたらどのような反応を示すか気にならなくもないが、 膝枕をさせてもらえなくなる恐れも考えて、黙ってまず横向きに寝転がる。 「ん……」 重くないか? 「平気です」 肉体が人間より見た目以上に強化されている艦娘には愚問だったか。 人間と違うのは強度だけで、感触は何ら自分と変わらないような、むしろ自分より柔らかいのは本当に不思議だ。 体は横向きのまま、頭を真下の生脚に挟まれた空間に向け、鼻で思い切り深呼吸を……。 すーっ、はー。 「なっ、何やってるんですかっ」 嗚呼、いい匂いだ。 やめろ、頭を引き剥がそうとするな、もう少し嗅いでいたい。 「やめて下さい! は、恥ずかし――」 ぺろ。 「ひゃあ!」 どんっ。 自分の頭は大井の手によって畳に突き落とされた。 い草が原料の畳だから良かったものの、絨毯を敷いただけのフローリングならきっと非常に痛かった。 ひどいじゃないか。こんな事をするなんて。 「私の科白です!」 頭を擦って起き上がると映るは、短いスカートの裾を掴んで精一杯膝を隠そうと顔を少し赤らめる大井の姿。 恥じらう乙女は眼福である。 臍出しは恥じらわない部分は、首を傾げるところだが。 そういえば、艦娘に膝を貸すのは慣れる程経験を積んだが、自分が艦娘に膝を借りるのは初めてかもしれない。 「初めてなんですか?」 初めてだ。 そう返すと、こちらを見下ろす大井は顔をにやにやさせる。 訝しむ顔を作ってもの言わず問うと、大井はこう答える。 「提督の初めて、また貰っちゃいました」 そう言って、自然に私の頭を撫で始める。 艦娘の前で泣きべそを掻いた件等間違ってはいないが、変な言い方はやめなさい。 「何なら、子守唄でも歌ってあげますか?」 それはいいな。 実のところ、今は大井との会話を楽しみたくて眠気を堪えている状況で、目を閉じれば自然と眠れる程なのだが、 大井の子守唄とあらばそれで眠るのも乙なものかもしれない。 頼んでから、目隠しの要領で腕を自分の目に被せると、即座にやんわりと大井によって退かされる。 大井はまだにやにやしている。 「寝顔を見せてください」 流石にそれは少し恥ずかしいものがあるな。 大井に膝を貸した事もあったが、あの時は恥ずかしくなかったのか。 「恥ずかしくないわけじゃないですけど、それ以上に……」 それ以上に、何だ。 そこで言い淀むのは何故だ。 「うふふ、秘密です」 実に楽しそうに、自身の頬に空いている方の手を当てて笑う。 そして、詮索無用という風に、さっさと子守唄を唄おうと息を吸った。 自分も合わせて目を瞑る。 「――――」 まず鼻唄。これで音程をしっかり取ろうという訳か。 流石だ、と言いたいが、この唄は少し怪しい。 これは確か……。 「沖の鴎~と、飛行~機~乗~りはヨ――」 待て待て待て。 「何ですか?」 目を再び開けると、さも邪魔をするなというように口を尖らせる大井の見下ろす顔が。 確かに声自体は優しく細くて音程もしっかり取れているのだが、待って欲しい。 子守唄にダンチョネ節を唄う奴があるか。 眠れる訳が無い。 それを空母の前で歌ってみろ。きっと泣く。 ついでに回天を乗せられた北上も泣く。 「艦の前では唄いませんよ。こんなの」 多くの国民に定着しているし不謹慎だのなんだのは思わんが、今は子守唄を頼む。 「仕方ないですね……」 そしてまた、息を吸う。 「――――」 選曲としては、子守唄、というよりは童謡だった。 ゆっくりとしたテンポで鼻唄と組み合わせて優しく唄い上げるので、 もう少し聴いていたいと思いながらも、たった二曲程度で、 大井に慈しむような眼差しに見守られながら、自分の瞼と意識は落ちた。 …………………… ………… …… 「……寝ちゃいました?」 少し照れ臭くも我慢して、唄い終えてから小声で投げかけた問いかけに、返事はなかった。 普段は距離を置かれるような強面を ――具体的には目付きを鋭くしたり、眉間に皺を浮かばせる等―― 作っているのに、寝ている時の顔と来たら。 本当に子供のよう。 この人は私含む一部の艦には自然な顔付きで接するが、寝顔を見せたのはきっと私だけ。 寝顔を見せて欲しいという願いを受け入れ、無防備な寝顔を抵抗なく見せるのがどれほどの信頼の顕れか。 経験しているからこそ私がよく知っている。 「……困った人」 昨日の赤城さんを始めとする他の艦の寝顔を見ていると言う。やらしい意味ではなく。 ……少し黒い感情が湧く。 昨日の赤城さんのせいでこの人は寝不足を強いられたと言っても過言ではないのに、 この人は赤城さんを責めようとはしなかった。 しかし、ああいう方法で艦娘を癒すのはとても良いことだと思う考えもある。 ……この相反する考えのうち、私はどちらを取れば良いんだろうか。 「……はあ」 しかし、そんな自分探しは今でなくてもできる。 今は流してこの安らぎの時間を楽しもう。 ……この人が赤城さんを責めない理由が少しだけ分かった気がする。 膝枕って、してあげる方にとっても、心地良いことなのね。 「北上さんにも、やってあげようかな……」 北上さんは本来、私の姉だから、私がされる方なのかもしれないけど。 膝枕してあげて、こうして頭を撫でて――。 「髪、硬い……」 北上さんや私と違い、男であるこの人の髪は細くなく、また少し硬い。 髪を潮風に晒しつつ、私達ほどの細かい手入れをしていないからか。 異性にしてあげる膝枕とは、こういった発見もあって面白いものなんだ。 いや、少し違う。 それもあるが、やっぱり、好きな人だから格別なんだろう。 "私に見られながら眠るのは恥ずかしくなかったのか" この人のこの問いの答えを伝えるのは躊躇ってしまったが、 その答えはとても青いものなので、中々伝えるのは難しい。 好きな人に見守られながら眠りたい、なんて。 そんな、スキンシップとも言える膝枕なんて、私からすればこの人や姉妹艦くらいにしかしようと思わない。 そういえば、この人は私以外を私を見る目で見ることはないと言うが、 どういう考えで他の艦に膝を貸してあげているのだろう。 起きたら問い質してみようか。 「……ふふっ、ごめんなさい」 問い質して困ったように縮こまるこの人の姿なんて、想像するのは敵に魚雷を当てるよりも容易いし、 下手すれば、魚雷で敵艦を鎮圧させるより見ていて楽しい。 笑いながら謝っても意味ない、かな。 ああ、この鎮守府にいると。身を委ねるように寝息を立てるこの人といると。 「幸せ、です」 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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72 :名無しの紳士提督:2015/02/14(土) 03 31 53 ID 5SHVgdQ2 結構SSのネタが増えてきて何より 個人的には性に積極的な艦娘の話がいいな…… どうしても男受けな展開になってしまうんだよなぁ、逆レイプとでも言おうか でもあんまり痛そうなのは嫌いって言う 早い話が鎮守府慰安労働シリーズ辺りがすごくちょうどいい 73 :名無しの紳士提督:2015/02/14(土) 10 22 18 ID lW2K.bNA つまり横須賀鎮守府所属の吹雪が演習で会うとある泊地の提督 真面目で誠実な人柄ではあるのだがどこか気弱で軍人としては頼りないように思える人物で 「クソが!」とか「クソ提督」とか「ウザイのよッ!」とか「はぁ!?それで逆ギレ?だらしないったら!」 といつも部下の艦娘たちに怒鳴られていてなんだかかわいそうだな……と思っていたら 演習や合同作戦で会うたびに、その部下の艦娘たちのお腹がだんだん大きくなっていくんだ ちなみにその泊地に男は提督しかいない 76 :名無しの紳士提督:2015/02/14(土) 12 36 33 ID HAuCF4PU 72 龍田「私、初めてだったんですよ…それなのにあんな激しくするなんて…」 提督「そ、そう言ってる割には…どうして、そんなに、余裕、綽々、なんだよ…」ゼーゼー ちょっと違うかな? これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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217 :名無しさん@ピンキー:2014/02/01(土) 00 02 24.16 ID MsAUSfjy 那珂ちゃん改二の衣装でHなファンサービスをですね 握手と称して白手袋のままおにんにんを握らせたく 231 :握手会だよ! 改二那珂ちゃん:2014/02/02(日) 01 01 39.46 ID toGBP8nr 217にインスピレーションを受けて書いた短編投下。 陵辱というほどではないけど提督じゃない不特定な相手とエロ行為するのが苦手な人は退避されたし。 あと本番行為とかないです。握手だけだよ。 「やっほーみんなー! もっとステキになった那珂ちゃんのために集まってくれて、ありがとーっ!」 男たちの歓声に包まれながら、艦娘らしからぬフリフリ衣装でマイクを突き上げる。 改二へのアップグレードを記念しての、『特別ファン感謝イベント』は大入りの大盛況で、 彼女はまさに、正真正銘のアイドル艦娘として扱われる喜びを噛みしめていた。 (うーん、感無量っ。那珂ちゃん、今すっごい輝いてるって感じ! 今まで地方巡業とか、しつこいイロモノ扱いとかに耐えてきたかいがあったよね~ホント!) それにしても、今回集まったファンたちの顔ぶれは少し変わっていた。 ファンクラブ会員の中でも、VIP会員限定のイベントだと聞いていたが、 確かに裕福そうな年配の男か、さもなくばいかにも金持ちのボンボンといった連中がほとんどだ。 まあ、彼らが投資してくれるお金が鎮守府の財政を潤していると思えば悪い気はしない。 アイドルであると同時に艦娘。みんなのためにも笑顔で稼ぐ。それが那珂ちゃんのポリシーである。 「それじゃあ、いよいよメインイベントの握手会に移りまーす! 那珂ちゃんのお手々のカンショク、大切な思い出にして持って帰ってねー!」 笑顔で白手袋をひらひら振ると、男たちがひときわ熱狂に満ちた声で応える。 そう、それはまさにメインイベントだった――中心にいる彼女だけがまだ、その真実を知らない。 * * * * * 「……え? え……ええぇぇぇぇっっっ!!???」 硬直、驚愕、そして悲鳴。 机を挟んで向かい合ったまま一歩も動けず、目の前に突き出されたモノから目も離せない。 最前列の男が、手を差し出す代わりにズボンから取り出したのは――半勃ちになった男性器だった。 「え、えっと、その……あの、えぇぇ……なんなのコレぇ!?」 助けを求めるように、涙目で背後のマネージャー妖精を見る。 だが、返ってきたのは無表情で首を振る仕草。それで彼女はすべてを理解してしまった。 (VIP限定イベント……鎮守府の臨時収入源……って、こ、こういうことだったのぉ!?) ――途中でサプライズな展開が発生するかもしれないが、それはイベントの段取りのうちで、 絶対に流れを遵守し、そしてファンの要望には従うように――確かに、そう最初に説明は受けていた。 でも、それがまさか……こんなことだなんて。 「あれえ、どうしたの? 早く握手をお願いしたいんだけどなぁ」 90度の角度でブラブラ揺れる赤黒い棒の持ち主が、キモい笑いを浮かべながら迫ってくる。 すぐにでも悲鳴をあげて逃げ出したい――普通の女の子ならそうする。だが、彼女はアイドルだ。 「は、はいっ! ご、ゴメンねっ、す……すぐにするからっ!」 段取りには従い、ファンの希望には応える。それがアイドルとして生きるための鉄則である。 バクバク鳴る心臓をおさえ、恐る恐る伸ばした震える指先が……グロテスクな肉の棒に、ぴとっと触れた。 (……あ、熱いっ!? なっなにコレ、風邪でもひいてるのー!?) 初めて触るその部位から、手袋越しにでも伝わる高い熱は、同じ人体の一部とは思えないほどだ。 しかも、触った瞬間それはビクッと痙攣したように跳ね上がったから、慌てて手を引っ込めそうになる。 「お、おお……サテンの感触がぁ……! ほら、ちゃんと握ってよ那珂ちゃん!」 (うう、やっぱちゃんと握らないとダメ、だよねー……き、キモいよぉ、最悪ぅ……!) 内心どんなにドン引きでも、それでも笑顔を絶やすことはアイドルには許されない。 ひきつった顔で微笑みを返しながら、太い肉のかたまりをちゃんと握ろうとして、発生した問題に気付く。 (な、なんか角度がさっきより上向きになってきてない……? それに硬くなってる、よう、な?) すべらかな白手袋の指先にフェザータッチされたチンポは嬉しそうにビクビクと硬度を増し、 90度から180度へと仰角を上げつつあった。これでは握手するような向きで握るのは困難だ。 やむなく、マイクでも握るように手を立て、親指の先を上に向けて、そそり立つ赤黒いモノをそっと包む。 「おっふぅ!? いッイイよぉ、その握り方ッ!」 「え、えっえっ?(……なっ何、何!? イイって何がっ!?)」 困惑する彼女には違いがよくわかってないが、親指の腹がちょうどカサの付け根部分、 裏筋を優しく押し潰すようにぐにゅっと当てられていた。 その刺激で内部の管から押し出された先走りが、はちきれそうな先端に透明の雫となって浮き出てくる。 「さあ那珂ちゃん、そのイイ角度のままお手々をゆっくりニギニギしてみようか」 「う、うん……。こう、かな?」 言われるがままに指に力を入れると、想像以上の弾力が跳ね返ってくる。熱さも相変わらずだ。 (ヘンなの、硬くて熱くて、ゴムのかたまりみたい……絶対、中に骨とか入ってるよ……!) 人体の神秘に当惑しながらも、律儀に強弱をつけてフル勃起したモノをぐにぐにと刺激する。 そのたびに男が、おふぅとかあふぅとか妙な声をあげて腰を震わせ、さらに硬さ熱さが増大していく。 りゅぐっ、しゅりゅっ……と、白手袋の生地が血管の浮いた黒っぽい皮とこすれて奇妙な音を立てる。 (う~、も、もう握手でもなんでもないような……てゆーか、いつまで続ければいいのこれ!?) いつの間にか、刺激の強弱に合わせて男が腰を前後に動かし、半強制的にシゴかせる体勢となっていた。 パンパンに腫れ上がった亀頭の鈴口から、溢れた先走り液が床にポタポタと垂れていく。 それは手袋にもじんわりと染みて、コスりあげる音に水っぽいものを混じらせて……そして、唐突に。 「……ううッ、那珂ちゃん! 那珂ちゃんのアイドル白手袋で握られて出すよっ、いいよねッ!?」 「え、あっ、うん、いい、よ? いいけど……えっ?」 わけもわからず反射的にそう答えた次の瞬間、 白手袋に包まれた細い指の中で、ビキビキッ!と限界以上に肉棒が張り詰め……そして弾けた。 ――ブビュルルルルッッ!! ビュッ、ドビュルルゥウッ!! ドクンドクンッッ! 「きゃっ!? う、うわぁ……! ええぇっ……ええーっ!?」 今、自分が握っているものの中を何かが通って、 蛇口から噴き出す水流のように勢いよく発射されているのだ――とぼんやり理解しつつ、 何度も何度も放たれる、太くて白い粘液の筋を呆然と見つめる。 「ふぉぉ、那珂ちゃん! シゴいて今っ! もっと強くッ! 早くっ!!」 「え、えええ? こ、こう!?」 懇願する声に促されるまま、痛いのではないかというくらい力を入れて、しゅこしゅこと腕を動かす。 熱い肉のホースは嬉しそうに跳ね回りながら、溜め込んだ白濁をその淫らな動きでシゴき出されていく。 むわぁ……と周囲に広がるオスの臭いが、アイドルの麻痺した頭をいっそう朦朧とさせた。 「はあぁ……良かったよ、那珂ちゃんの握手、最高だったよ……!」 「え? ええと……よ、よろこんでくれてありがと……」 はぁはぁと荒い息の中、上気した顔でやっと答える。嫌悪感より先に、不思議な充足感があった。 ファンが自分との関わりで幸せになっている。自分だけを今、見ている。 アイドルの自分を――それは間違いない事実だった。 (……よし!) 呼吸を整え、目を閉じて、開く。そこには満面の笑顔を浮かべたアイドルの顔があった。 「みんなー! 那珂ちゃん、握手会精一杯頑張るから! 最後まで楽しんでってね!」 何かを吹っ切ったその声に、ずらりと並んだ男たちが、股間を膨らませながら歓声をあげた。 メインイベントは、まだまだ始まったばかりなのだ――。 (おしまい)
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560 :名無しの紳士提督:2014/08/12(火) 14 08 02 ID JF5Z7N/Y 北方棲姫ちゃんにエロいことしようと思ったけど良心の呵責に負けて短め 暴力描写っぽいのがあるので苦手な場合は注意をお願いします 「ったく、こんなガキにあいつらが苦戦してたとはねえ」 男の胡乱気な声が湿った室内に響く。鎮守府の地下に据え付けられた一室、リノリウムの床にうずくまる童女 を見下ろしながら、男は蔑むかのように紫煙を口元から吐き出した。 式服姿の艦娘数人を背後に付き従える男は、この鎮守府の提督であった。人の上に立ち、人を足蹴にする ことに慣れた冷たい瞳が、床の上の童女を遠慮無しに射抜く。成人した男であっても萎縮させずにはおれな い視線に晒され、童女もまた床に腰をついたまま怯えたように後ずさった。 「クルナ……クルナぁ!」 喉奥から甲高い叫びをあげる童女は、どう見ても人間はなく、また艦娘とも思えなかった。 まるで白磁で作られたかのような真白い肌に灯る赤い双眸。人間の基準を当てはめていいのかは分からな いが、人間の童女であればおそらく二桁にさえ年齢は届かないだろう。何も身に付けていない一糸まとわぬ 格好ではあるが、その胸には当然女を思わせる起伏は存在しない。決して男の情欲の対象になることはない 、そんな身体だ。 しかし提督である男は、背後の艦娘達に何かしら目線で合図する。提督の下知を受けた女達は一切躊躇う ことなく、童女へと歩み寄る。 「ナ、ナニ? イヤッ、ハナシテェ!!」 一人の艦娘が童女の両手を。もう一人の艦娘が童女の両足を後ろから抱えるかのようにして拘束する。赤 子がオシメを変えられる時のような格好を強要され、筋が一本走るだけの童女の秘部がありありと外気に晒 された。 何故自分がこんなことをされるのか、童女―――北方棲姫と呼ばれる人類の敵は分からなかった。 (タスケテ、オネエチャン……タスケテ!!) 瞳に涙を浮かべながら童女は姉へと助けを求めるが、生憎その想いに姉が応えることはない。代わり男が 一歩、厄介げに童女へと足を進めただけだった。 「ったく、海軍のお偉方にも困ったもんだ。姫に閨の相手をさせたいだなんてな。しかもその準備は俺がしな きゃいけないときてる」 男の視線はまるで物を見るかのようだった。興奮も落胆もない、ただひたすらに冷たい瞳。 自分はこれから何をされるのか、童女は不安と恐怖から逃れようと必死で身体を揺するが、彼女を拘束す る女たちの力からは逃れることが出来なかった。 「ま、そう不安がるな。すぐにエロいことしか考えられないようにしてやるよ」 厄介そうに言った男が、吸い差しの煙草を口元から引き抜く。随分と短くはなっているがまだ火種の残る煙 草を、男は躊躇なく……童女の秘所へと押し当てた。 内蔵を焼かれる激痛に響く絶叫はしかし、防音処理の施されたこの部屋から外へと漏れることはない。童女 を拘束する艦娘達は、痛みに泣き叫ぶ様子にも眉一つ動かすことはなかった。 「イヤァァァ!! タスケテェェ!! イヤダァァァ!!」 獣のように泣き叫ぶ童女に助けがもたらされることはない。なにせ彼女を救出するべく派遣された深海棲艦 の艦隊は、先程撃破されたばかりだからだ。 そうして北方棲姫の地獄は幕を開けた。 光の届かぬ地下室で、陵辱は際限なく繰り返される。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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25 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 18 31 47.93 ID q6tWiGXC (流れを読まずに) Twitterの #艦娘とセックスしたあとで万札渡してみる ってネタを今頃知ったけど、妄想のバラエティが凄いな 30 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 18 42 57.08 ID AXIoVqZ7 25 鈴谷辺りだと生々しいぞそれ 34 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 18 52 37.77 ID YIihiM33 25 笑顔が凍りつくとか「……最っ低!」系のリアクションが生々しいなあw 35 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 18 52 51.10 ID KhVpJyP8 30 「サイテー! 提督、鈴谷がお金欲しくてエッチしたと思ってんの!? ほんとサイテーだよ! バカ! 死んじゃえっ!」 ってマジ泣きされた 冗談だと理解させるのに1時間を要した さらに、お詫びのしるしに休暇を取ってデートに連れていく約束をさせられた 40 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 19 05 46.11 ID AXIoVqZ7 35 それでデートの最後にホテルで仲直りですな 48 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/01/25(土) 19 38 53.42 ID 75be5CiC艦娘とセックスしたあとで万札渡してみるで1レスあらあら、そう。仕方ないわねぇ。もっとしたいのかしら。それとも他の子ともこんなことしてるのかしら~そうね。私の妹とか~うふふ、そんな事ないわよねぇ。あら~何で増やすのかしら。怒ってないわよ。ところで私の妹じゃないなら誰かしら? えっ、暁さん? ふーん、そう。何で財布ごと置いて後ずさるのかしら。私、逃げられないって言わなかったかしら。そうね~。まずはそのおいたする子、取っちゃいましょうか~うふふ、冗談よ~、でも中身は空っぽにしないとダメよね~この後、滅茶苦茶セックスするわ~64 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/01/25(土) 22 52 38.79 ID uau6uj7m艦娘とセックスしたあとで万札渡してみる敷波で台本調?ラブホでセックス後敷波「司令官!あたしすごかったでしょ?結構やるでしょ?ね!」司令官「ああ、いったいどこで知識を仕入れてくるんだって思うんだが」敷波「夜戦は得意だからね……それに司令官とするのは嬉しいというか……」司令官「ホント、お前は二人っきりの時だけ素直だよな。普段からそのままでいればいいのに」敷波「それは恥ずかしいというかなんというか……それより、そろそろ出よ。お腹すいたしさ」司令官「そうだな。その前に、ホイ」(万札を出す)敷波「ああ、そういうつもりだったの……ふ、ふん!まあどうでもいいんだけどさ……ふん!」司令官「おい、どうした?」敷波「なんでもないよ。ふん!」司令官「おい、なんか勘違いしてないか?」敷波「言い訳なんかいいよ。これからもお相手してあげますよ。それでいいんでしょ。ふん!」司令官「あぁ、もしかして……お前絶対勘違いしているからよく聞いてくれ。確かに俺のタイミングが悪かったが」敷波「言い訳はもういい。これからも相手はするんだからいいんでしょ!ふん!」司令官「だから聞けってば、この金はお前がさっさとホテル代払っちまうから、その分を渡したつもりだったんだが……」敷波「え?じゃあ、じゃあ、あたしとは円光みたいなんじゃなくて」司令官「誰がそんな真似するかよ、阿呆」司令官「そんなに信用できないならいいぜ、俺にいい考えがある……今日はこのまま宿泊な?」敷波「は?」司令官「二度とそんなこと考えられない様にしてやる」敷波「ちょっと待って司令官。目がこわ……」
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提督×曙シリーズ 256 :提督×曙 その後:2014/06/01(日) 23 50 05 ID MpmLk9d2 うーん、どうしたもんかしら。 あたしは駆逐艦娘、曙。 今、あたしは金剛さんの部屋にいる。金剛さんはお茶を淹れている最中だ。 どうしてこうなったか、ちょっと思い返してみる。 * 「ケッコンカッコカリ」を巡る諸々の騒動から何日か経った。 あれからあたしの提督への態度は、ほとんど変わっていない…と思う。少なくとも表面上は。 まあ、提督はあたしと会話するたびに露骨に嬉しそう、というか浮かれまくっているんだけど。 他の娘もいるってのに、全く恥ずかしいったらありゃしない。 うん、でも、まあ、あたしだってその…嬉しくないわけじゃないし、今まで提督にもらったものを、何らかの形で返してあげたい。 しかし、あたしはその方面はとんと疎いのだ。 『前』は当然こんなこととは無縁だったし、艦娘となった後もまさかそんな…と気を払うこともなかったから。 一日の仕事を終え、駆逐艦寮へ歩いている間、あたしはそんなことをずっと考えていた。 しかし、寮にたどり着くと、入り口にあまり見かけない人が立っていたのだ。 「ヘイ、曙」 「あ、こ、金剛さん…」 今一番会いたくない人に会ってしまった。この人が提督に日常的にラブコールをしていたのは周知のことだ。 ケッコンカッコカリのことはもちろん隠せるわけがない。なんせ、あたしの手には指輪が光っているのだ。 カッコカリだから、なんて言い訳にもならないし。 陽炎型みたいに手袋をはめていればまだ何とかなっていたかもしれないけど、生憎特型にはそんな都合のいいものはない。 提督も「隠す必要はない、しっかりとお断りをした」と言っていたけど…気まずいものは気まずい。 微笑みながら、しかし歴戦の戦艦特有の余裕と威圧感を隠そうともせず、金剛さんが話しかけてくる。 「Youを待ってたネ。時間空いてる?」 「え、いや、特にこの後は何も…」 思わず正直に返事をしてしまった。 しかしこの場を適当にごまかしても、問題を先延ばしにするだけだろう。 「そう、良かった。ちょっと私に付き合って欲しいノ」 そう言うなり、あたしの手を掴んで歩き出した。 「ど、どこへ?」 「もちろん、私のteatimeに…ネ」 半ば引きずられるように戦艦寮に連れ込まれ、今ここでこうしている…というわけ。 まあ、こうなってしまったものはしょうがないわね。あたしも覚悟を決めなきゃ。 そんなことを考えているうちに、ティーセットを携えた金剛さんが戻ってきた。 優雅な手つきで2つのカップに紅茶を注ぐ。 「どうぞ。アナタ、運が良かったネ。一昨日、かなりいい茶葉を買ったとこなのよ」 「ど、どうも…」 金剛さんには悪いけど、あたしはあまり紅茶に詳しくない。というか、それ以前にこの状況で味なんてわかるわけ無い。 それでも勧められるまま一口すすると、いくらか気持ちも落ち着いた…ような気がした。 向かいに腰を下ろした金剛さんもカップを傾け、あたしをまっすぐ見てくる。 「別に取って食べようってわけじゃないわ、そんなに身構えないで欲しいノ。もうちょっとrelaxして…って言っても難しいわよネ」 当たり前じゃない。 「ンー、世間話も何だし…じゃあ本題を始めマスね」 ついに来たか。用件はおおよそ見当付いている。提督からのいきなりの告白だったとはいえ、あたしは譲るつもりなんて毛頭ない。 たとえ相手がこの人でも…ううん、誰だって、絶対に、譲らない。駆逐艦を舐めるな。 「アナタ…見ててじれったいのよ!」 「お断りしま…! え?」 プフーッと金剛さんが噴き出す。え?何?この状況。 「フフフッ、今更アナタからテイトクを奪おうなんてしまセンよ」 「え…」 「そりゃあまあ超悔しいデスケドね。さっきまでアナタを脅かしてたのは、ささやかな八つ当たりヨ。ごめんなさいね」 「…」 「でも、それももうオシマイ。私だって、アナタのことはそれなりにわかってるつもりデス。アナタは誇りある、立派な艦娘。 アナタに助けられたことだって何回もあったし、実は結構respectしてたのヨ。そんな娘が相手なんだから、私だって諦めます」 「…」 全く予想外の状況にあっけにとられていたが、まさかそんなことを言われるとは思っていなかった。 「それにテイトクから聞かされたワ。アナタのこと、いろいろね」 「え…?」 「あの曙が俺を尊敬してくれてたんだって!とか、あの曙が顔真っ赤にしてて死ぬほど可愛かったんだぞ!とか」 「な…なっ…!?」 「あんまり嬉しそうに話すものデスから、もう妬くを通り越して私まで嬉しくなっちゃいましたヨ」 あんのクソ提督、何こっ恥ずかしいことくっちゃべってんのよ…! 「あのテートクにあそこまで言わせたんだから、…な、何かしてあげないとイケマセン」 「う…あ、あたしだって…何か、して、あげたいんです…で、でも、あたしこういうのく、詳しくなくて、その… …?」 金剛さんの様子がちょっとおかしいことに気づく。目を逸らしたまま何やら笑ったような顔で、プルプル震えてる。 「曙…アナタ、いつもとのgap激しすぎ……テイトクが惚れるのも無理ないネ…」 「え…あう…」 「フウ…私としたことが、不覚を取ったワ… で!ですネ、カッコカリとはイエ、曙はテイトクとMarriageしたわけですヨ」 「…えっと、その…はい」 「その後は?私が見る限り何も進展無さそうデスけど」 「…はい…」 「フーム…何かしてあげないとって言いましたが、テイトクにも問題がありマスね。 あのヒト、変なところでshyでオクテで真面目ダカラ…」 そうだろうか?あの時、提督のセリフは馬鹿みたいに直球ドストレートだったし、思い切り抱きしめられて、その上― だ、だめだめ!思い出すと、また恥ずかしくて顔から火が出そう。回想やめ! 「どうやら少し強引な手に出てあげる必要がありそうデスね…」 「え…?」 ケッコンカッコカリから数日経った。 俺の一世一代の大勝負は見事成就したと言っていいだろう。あの時の曙を思い出すだけで、ニヤつきが止まらない。 しかし…問題はその後である。何か問題が発生したわけではない。その逆、何も起きていないのだ。 普通なら、デートに誘うあたりが定番なのだろうが…生憎、そっちの方は全く詳しくない。 というか…趣味、非番の時の過ごし方、好きな食べ物etc.… 曙のプライベートも殆ど知らないのだ、俺は。 オマケに提督業を縫って計画を立てねばならない。というか、最近は深海棲艦の新たな活動域が判明し、 俺の労働時間は不規則かつ長時間化。デートする時間などとてもじゃないが取れなくなっていた。 ベッドの中が唯一の癒しの空間である。 「ハァ~…曙に触りてェ…」 そんな欲望を漏らしながら寝室の扉を開ける。寝室と言っても執務室の奥にあるこじんまりとした私室である。 簡易ベッドと、少々の着替えや私物が置いてあるだけであり、実質仮眠室に近い。 しかし、鎮守府内では俺のただひとつのプライベートルームなのだ。 軍服を乱暴に服掛スタンドに引っ掛け、着替えもそこそこに布団に潜り込― 「…」 「…」 布団をめくると、曙がいた。目と目が合ったままお互い無言で固まる。 普段のセーラー服のような艦娘制服ではなく、薄いブルーのパジャマである。初めて見た。可愛い。 …などと、見とれている場合ではない。 「えっと、え…?曙?」 「な、何よ…」 「ほ…んものの?」 「は?何言ってんの?」 おお…この反応は、どうやら幻覚とかではなさそうだ。 「え…じゃあ、なんで?」 「…よ、夜這いよ」 ヨバイってあ、あの夜這いか!?あまりに予想外な単語に思わず素朴な疑問がこぼれ出る。 「…夜這いは相手が寝込んだところをに忍び込むものだから、正確には違うのではないだろうか」 「う、うるさいわね!そんな細かいトコどーだっていいでしょ!」 「しかし、よ、夜這いってお前…」 「…あの時に、あっ、あたしも返してあげるって言ったでしょ」 「…おう」 「で、でもっ…あ、たし…は、どうしてあげたらいいのかわかんなくって」 「…」 「こん…ある人にこんぐらいしなきゃ駄目だって、言われて…それで」 あ・い・つ・かー!! あの恋愛ジャンキーめ! しかし同時に脳内で高らかなファンファーレが鳴り響き、金剛への感謝と賛辞の合唱が始まる。 でかした金剛、特注家具職人を好きに1回使える権利を贈呈しよう。 「え…っと、あと、その人から言伝があって」 「な、なんだ!?」 「『女の子にこんなことさせるほど放置スンナこのクソテートク』…だ、そうよ…」 「……お、おう…」 暴走気味に上がっていたテンションが一気にどん底に突き落とされる。ファンファーレ中止。 俺は。あの、あの曙をこんな行動に走らせるほど、不安にさせていたのか… 「ち、ちょっと!そんなに落ち込まないでよ!」 「いや… こん…その人の言う通りだ…済まなかった、曙…」 「ふん…もういいわよ… で」 「え」 「…で?」 ベッドに横たわったまま頬を染めてそっぽを向いている曙。 全てを理解した俺は、そのまま布団の中に潜り込む。曙の、隣に。曙の覚悟に、報いるため。 て、提督が布団の中に、入って、入ってきたあ! 「曙」 「…っ」 隣に寄り添われているのがわかる。後ろにいる提督の腕があたしの体の横から伸びてきて、すっと抱き寄せられる。 わ、わぁーっ! さっきまでもこれ以上ないってくらいドキドキしていたのに、更に鼓動が激しくなったみたい。 「触るぞ」 緊張と高揚感でいっぱいいっぱいだったあたしは、何を言われたか理解する前にコクコクと頷いていた。 さ、触るって、え、えぇっ!?そういえばさっき部屋に入ってきた時触りたいとかって言ってたしでも触るってドコを!? しかし、あたしのイロイロな予想に反して提督の大きな手は、あたしの頭をくしゃくしゃと撫で始めた。 少し拍子抜けしたけど…いい。これはこれで、すごく気持ちいい。 心地よい刺激が、密着した提督の熱と合わさって、コチコチだったあたしの体と心を蕩かしていく。ずっとこうしていたい。 でもあたしの心は欲張りで、だんだんそれでは物足りないと叫びだす。もっと。もっと欲しい。 それを知ってか知らずか、頭を撫でていた提督の手も少し下がってきて、あたしの耳やほっぺたをスリスリと撫でる。 直接素肌に触れられると、安心とは違う別の熱い感情が膨らんでくる。 「…ぁ」 提督の指が唇に触れると同時に、あたしはほとんど反射的にそれを咥えてしまう。 少し驚いたように止まった指が、わずかに逡巡した後、あたしの口の中に入ってくる。 あたしはそれに夢中で吸い付いた。 「ちゅ… ふ、… んん、ちゅう…」 少ししょっぱい提督の指はたちまち無味に変わり、指どころか手のひら全体があたしの唾液でベトベトになる。 提督の手をあたしで汚してあたしのものにすることに、背徳的な満足感を覚える。と… じゅる、じゅちゅうううっ! 「ひゃ!?」 突然耳を舐められた!え、そ、そこって舐めるとこなの!? 「曙…耳、弱いんだな」 「な、にゃに言って―ぅぁっ…」 ヌルヌルした温かい舌の感触と大きな水音が耳朶から入り込み、頭の中が侵される。 それに堪えるだけでも精一杯なのに、あたしを背後から抱きしめていたもう一方の腕が、 あ、あたしの、胸を、服の上からさすっていて、布地と先っぽが擦れる甘い刺激が背筋を走る。 「はぁっ、はぁっ、ぁ、はぁっ、て…とく、んんっ、あっ、はぁっ…」 信じられないぐらい甘い声があたしの口から漏れていて、自分が興奮していることを否が応でも自覚させられる。 体を触られてるのに嫌じゃない。それどころか嬉しくて、もっと欲しくなってる。 あたしって…こんなに、えっちな子だったの? 「直接、触るぞ…」 「ぷぁっ、はぁっ、はぁっ、ああ…」 あたしの口の中から撤退した提督の指がパジャマの裾から侵入して、じ、直に、あたしのっ、お、おっぱいを、触ってっ… しかも指にはあたしの唾液がべっとりと付いたままで、それを塗りつけるように乳首を撫で、優しく押し潰されて… いつの間にかコリコリに硬くなっていたソコは、提督の指にヌルヌルと撫でられるたびにビリッと甘く疼き、 そのたびに堪えられない喘ぎ声があたしの口から漏れ出す。 「ひゃう、あ、ああ、そっ…こ、はぁぁっ、ああ、ひぃんっ…」 「曙。こっち向いて。俺を見て」 「はぁ、はぁ、…?」 首をひねると目の前に提督の顔があってドキッとする。軽口を叩いて笑っているいつもの顔じゃない、真剣で必死な表情。 ああ、そっか。こいつもあたしと同じなんだ。あたしの体を触って、あたしを抱いて、興奮してるんだ。 それを理解した瞬間、どうしようもなく提督が愛しくなって、あたしは自分から唇を重ねていた。 「ん…んん、ん…ちゅ、ふぅんっ…」 この間された時はびっくりするばかりだったけど、自分からするキスは、全く別物だった。 提督の唇や舌の感触。提督の熱い吐息。もう全部が気持ち良くて、あたしは夢中で舌を伸ばし、唇をはみ、唾液を舐めとった。 「んん!?ふうんんーっ…」 し、舌が入ってきたぁっ!?しかもあたしの頭の後ろに提督の手が回っていて、逃げられない。 くるしい。あたまのなかがあつい。でもきもちいい。もっとしてほしい。 「んふぅ、んっ、んちゅっ、んんーっ…ぷはっ! はぁっ、はぁっ、はぁっ…」 提督の舌があたしの口の中をさんざん蹂躙したあと、ようやく開放される。 いつの間にか提督はあたしに覆いかぶさっていて、全身を抱きしめられている。 熱に浮かされたまま、あたしもぎゅっとしがみつく。 そうしていれば、いつまでも提督と一緒にいられる気がしたから。 「…触るぞ」 「ふぇ…? ふあぁっ!?」 これ以上どこを触るのよ…のぼせた頭で、そうぼんやり考えていたら… …あたしの股の間に入り込んできた手が、パジャマ越しに、あっ…あたしの…をクニクニと揉んでいて… 「ひぁ、あっ、て、とく、そっこ、だ、だめっ、あ、あうぅ、あ、ああっ」 しかも、知らない間にソコは汗ではない液体で潤んでいて、揉まれるたびに濡れそぼった下着が擦れてビリビリと電流が走る。 「曙のここ、すごく熱い」 「ひぃん、はぁっ、や、やだぁ、そんなっ、こと、いわな、あ、ああっ!?」 今度はズボンの中に侵入してきた提督の指が、直接っ…あ、アソコを弄り始める。 自分でも数度しか触ったことのないソコはもうヌルヌルになっていて、それがアソコ全体に塗り広げられてクチュニチャといやらしい音を立てる。 特に、アソコの上にある…アレが撫でられる度、特大の電流が頭まで走って、言葉にならない声が喉から漏れだす。 アソコからの刺激が密着した提督から伝わる熱と一緒くたになって体の中で荒れ狂い、頭の奥でバチバチとスパークを散らす。 「やっ、やぁ…あ、あたしっ、なん、か、きゅうって、なんか、あついの、きちゃううっ…!」 「ああ。我慢しなくていいぞ…」 「はぅぅ、はっ、やっ、あっ、あ、あ、あうううぅ~~っ…!」 やがて…体内を駆け巡っていたうねりが頭を突き抜けていって、ポッカリと空いたそこに流れこんだのは、心地よい倦怠感と爽快感。 荒く息を吐いている間に熱も徐々に引いて、気だるげに首をひねると、心配そうにあたしを見る提督の顔が目に入った。 「ちょっと抑えが効かなくなってしまった…すまん。 曙、大丈夫か?痛くなかったか?」 こんな時まで気遣わせて。何やってんだ、あたし。 「…がう」 「え?」 「違うの。こんな…あたしがしてもらうんじゃないの。あたしが、して、あげるの。提督に」 そう。あたしがここまで来たのは― 「言ったでしょ…返してあげるんだって」 「いや、でもお前―」 「うるさい。黙って大人しくしてなさい」 少しふらつきながらも上体を起こし、提督を押し倒す。 そのまま汗で蒸れたパジャマを脱ぎ去り、用を為さなくなったぐしょぐしょの下着も脱ぎ捨てる。 この時点であたしの羞恥心は吹き飛んでて、意地でも提督を気持ちよくしてやるんだと意気込んでいた。でも… 「曙…」 「なによっ」 「体、きっ、綺麗だ…」 「~~~っ!?」 提督の言葉で一気にぶり返してしまった。恥ずかしさと嬉しさで力が抜けて、提督の体に倒れこみそうになるのをどうにか堪える。 多分無意識に言ったんだろうけど…全く、油断ならないんだから。 気を取り直して、金剛さんのレクチャーを思い出す。そう、実は付け焼き刃ながら、その…やり方を教わったのだ。 (そんなに難しくないのヨ。要は、自分がしてもらったらPleasureなコトをしてあげるのデース!) ふむふむ。つまり、さっきしてもらったようなことをしてあげればいいのね… さ、さっきしてもらったこと… ……! 「ど、どうした曙。大丈夫か?さっきから固まってるが…」 「だっ、大丈夫よっ!じゃ、じゃあ、始めるわ…!」 意を決して提督に覆いかぶさり、唇を食みながら頭や顔、腕を撫でる。 「ん…ちゅ、ぷぁ、ふぅんっ はぁ、ううんっ…はぁーっ、はぁーっ、ああ…」 デスクワークが中心なはずなのに、意外に筋肉が付いている…やっぱり軍人ってことかしら。 「ううっ…あ、あけぼの…うあっ」 さっきのあたしみたいな声を上げてる…気持よく出来てるってことよね、うん。 キスも、目についた場所に次々投下していく。喉元にしてあげるのが一番いい反応してくれることを発見。ちょっと気分がいい。 してあげている間、提督はずっと頭や背中を撫でてくれてて、まるで褒められているようで嬉しくなってしまう。 もっとしてあげたい。提督のシャツを脱がして、露わになった肌に覆いかぶさる。 遮るものがない素肌同士の密着は、やっぱり布越しとは比べ物にならなくて、その熱だけであたしの思考能力を奪っていく。 「ちゅ、れろ、んふ…ちゅっ、ちゅ、ふう、ふうっ…んん…」 肌に舌と唇を這わせながら、少し手こずりながらも提督のズボンを脱がせることに成功。 うわっ…すご、膨らんでる… (女の子のとおんなじで、ビンカンで気持ちいいそうデース。そっと触ってあげるのがbetterでショウ!) 恐る恐る下着の上から触っただけでも、ソコが放つ熱で手が熱くなる。 「うあっ…! そこ…ううっ」 うん…痛がってる様子はない。というか…提督の懇願するような表情がやばい。ゾクゾクする。 気を良くしたあたしは、パンツを脱がせてそれを露出させる。 …うわっ、うわあ…これが、提督の… うん、よし… (いきなりだとトテモpainだそうデスから、ゆっくりネ。入りやすいように濡らしておけばmore betterヨ! これでアナタもテートクと一つに…!so fantastic! テ、テートク、そんな大胆な…oh YES…! ah…) 始まってしまった脳内金剛さんから意識を切り離し、目の前に集中。 意を決して提督にまたがり、熱いソレを持ってあたしにあてがう…ああ…あたしのが、提督のに、当たってるよお… 少しずつ、少しずつ、腰を落としていく…先っぽが、あたしに、入ってくる…っ… 「…~~ッッ…」 やっぱりというか、提督のソレは大きくって…あたしのが小さいのかもしれないけど…すごく、痛い。文字通り、体が引き裂かれてる。 でも、でもっ…! 「っひゃっ…!?」 …と、寝ていた提督がいきなり起き上がって天地がひっくり返った!何!?どうなったの!? ばふん、と音がして、あたしは提督に抱きしめられたまま仰向けになっていた。 「…いい。曙。無理しなくていい」 「違っ…無理なんてしてない!あたしは―」 「貰ったよ。十分…お前の気持ちは伝わった。でもな…こういうことは、女の子にやらせるのは…なんかその、ダメだ。 ケッコンしてくれなんて言っといて、放っぽってた俺が悪かった…すまん」 「違うの…謝んのは、あたしなの… 『前』の、あいつらは、あたしたちのことっ…全然、見てくんなくって…」 「うん」 やばい。頭の中が沸騰してて、何言ってるかわかんない。勝手に口が動いてる。 「悔しくって、悲しくって、でも、あんたはっ…違って、あ、あたし、酷いことばかり、言ったのにっ…」 「大丈夫。俺はお前を見てる。ずっと居てやる…いや、居てくれ…曙」 「提督、ごめんなさい…ありがとう、提督…」 「うん、うん…曙」 「ん…んちゅ…ふ、ふう…ん…ちゅ、ちゅくっ、あ、んん…っ」 慰めるような、優しいキス。昂っていた心が落ち着いて、でも、ふわふわとした高揚感で満たされていく 戦闘に勝利した時とも、朧や漣たちと過ごしている時とも違う、甘くて熱い、幸福感。 「曙…いくぞ?」 「…うん」 抱きしめられたまま、耳元で囁かれる。 「…っ」 直後、さっきと同じように提督のがアソコにあてがわれる。やっぱ…大きい。 大きいけど、さっきあたしが入れようとした時よりも…なんか… 「そう…そのまま、力抜いて…」 「ふっ…う…うう…」 提督の先っぽが…あたしのを押し分けて…入ってっ…くる…っ 痛みはさっきほどでもないけど…異物感というか、圧迫感が…すごい。 やがて…ぶつんという感触のあと、てい、とくのがっ…あ、あたしの、ナカに…っ 「かはっ…!あ…あっ…はっ、はっ、はっ…」 「はあっ、はあっ、お、奥まで入ったぞ、曙…」 「は…はい…って…?あ、あた、し、て、とくと、ちゃんと、できて、る…?」 「ああ…!ちゃんと、できてるぞ…曙、俺と、セックスしてる…っ」 「はあ、はあ、よ、かった…す、すきにして、いいからっ…!」 金剛さんに教わった最後のワードの効果はてきめんだった。 提督の目から理性の光が消え、あたしのおなかのナカを提督のがぐりぐりとかき回し始める。 「…っ!う…うう、う、あ…っ、てい、とく、ゆ、ゆっくり、あ、痛っ…ああっ…」 「すまん…っ あ、あけぼのっ…やば、俺、とめらんなっ…も、もうちょっと、がまん、うあああっ…!」 いたい。あつい。くるしい。でももっと。もっとあたしにむちゅうになって。もっとあたしをみてほしい。 あたしも、ていとくがくれるもの、ぜんぶうけとめてあげる。 「う、ああっ、てぃ、とく、のが、ああうっ、お、おく、まで、あ、そんな、ついた、らぁっ…」 「ああ、あけぼのの、なかっ、すごいっ… うあっ、はあ、はあ、そんなに、しめられると、や、ばいって」 「し、しらないわよっ、はあ、ああっ、か、かってに、なるん、ああっ!?そこだめ、へんになるよおっ」 「うああっ…あけぼのっ…好きだっ…あけぼのっ…!」 「んぅっ、はうっ、あっ、あ、たしもっ、あんっ、ふぁっ、あっあ、ああぅ、んんっ」 「あけぼのっ… もうっ、俺…っ イ、く… っ」 そして、提督が一番奥に突き込んだ瞬間…それは突然訪れた。 どぐっ!びくっ、びゅぐーっ!どぷっ…びゅくっ、びゅく、びくっ、びくっ… 腰をめいいっぱい密着させたまま、あたしの中で、提督のが大きく脈打って、熱いものを次々と注ぎ込んでくる。 その間熱くなりすぎた提督の体にギュッと抱きしめられてて、今更ながらに苦痛がほとんどなくなっていることに気づいた。 「はぁっ、はぁっ、あ、あけぼの…はぁ、はぁ、だ、大丈夫か…?」 「はぁ…大丈夫なわけないじゃない…痛いって言ったのに」 「す、すまん!」 「ゆっくりしてって言った」 「悪かった!アタマに血が昇って止められなかったんだ!すまん!」 「…で?」 「…え」 「その…キモチ…よかったの…?」 「あ、ああ!そりゃもちろん!さっきの俺見てりゃわかるだろ?」 「…そ。ならいい」 「え…」 「提督に…ちょっとでも、返してあげられたんなら、…よかった」 「~~~っ お、お前ってやつはぁっ…」 そう、あたしの体はどう贔屓目に見てもかなり幼い。 正直、提督を受け入れられるのか、満足させられるのか…それが一番怖かったのだ。 でも何とかなったみたい。何か悶えてる提督を横目に見ながら、あたしはそのことに小さく安堵し… …あれ…なんだか、視界が狭く… 「…でも…次は、もっと、やさし…く…」 「つ、次って…お?あけぼの? ―ぼのさん?おーい…―」 「…ここ…あたし…?」 「おー。やっと起きた。おはよう曙さん」 視界の隅で、ベッドからむくりと起き上がる曙の姿を捉え、俺は時刻的にだいぶ遅めの挨拶をかけた。 ぼんやりと見渡す曙の目に突然理性が灯り、次いで面白いように赤くなっていく。 「う、あ、お、おはよ…」 「あー…まあ何だ。…すごく可愛かったぞ? ぶほおっ!!」 いろいろ思い出しながら曙の方に再び目を向けると、ちょうどそこにはすごいスピードで俺の顔面めがけて飛んでくる愛用の枕(少し固め)が。 その衝撃から何とか立ち直り、何やらテンパっている曙に声をかける。 「待て落ち着け、今日は曙は出られないと説明してある。落ち着け」 「そっ… そうなの…?」 「ってて…う、動けそうになかったしな…俺が面倒見るということにした。体、大丈夫か…?」 改めてぺたぺたと自分の体を触り、なぜか少し赤くなる曙。 「…だるい」 「だろうな。一応蒸しタオルで拭いておいたが…風呂に入って、今日は一日休みな」 「えっと…ありがと。そうするわ…わわっ!」 「おっと…大丈夫か?」 ベッドから起き上がろうとした曙があえなく失敗する。やはり、昨日は少し無理をさせすぎたようだ。 「腰…力、入んない」 「しょうがないな…ほら、おぶされ」 「あ…う、うん」 いつになく素直な曙を背負って、部屋を出る。 …たまには、こんなしおらしい曙もいいもんだ。いや、いつもの曙もあれはあれで可愛いんだが。 「いや~、昨日はちょっと張り切りすぎた…いたっ!いててて、な、殴るなって!」 背後から無言の抗議が飛んでくる。やっぱり、もうちょっとしおらしい曙が増えてくれてもいい。 「ってて…なあ、曙」 「…何よ」 …さて、朝から考えていたことを切り出さないと。金剛の、耳に痛くて有り難いあのセリフが脳裏に蘇る。 曙にあんなことをさせた失態は、俺が挽回せねば。 「今度、どっか行くか…二人で」 「え、あ…うん」 それだけかよとか言うな。これでも精一杯考えたセリフだ。すこしずつ、第一歩が肝心なのだ、うん。 「今までの分、取り返さないとな」 「…あたしも」 「うん?」 「あたしも。これからたくさん、お返ししてあげるから」 「~~っ、お、おう…」 思わぬ返答に悶えながら、俺は辛うじて返事する。 この憎たらしい、愛すべき小さなクソ艦娘との『これから』を夢想しながら… +後書き 270 :名無しさん:2014/06/02(月) 00 01 04 ID 8msYtwJY おわり。スレ汚し失礼しました ノベルの陽炎抜錨の曙がクッソ可愛いので、皆買うように(ダイマ) これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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前回の話 軍艦に限らず、"初期型"や似た意味の肩書きを持つものとはその能力に不安が残るのは当然の道理だが、 それでも何とかなって長く使われると言う事例のものは多い。 その例に漏れず、大日本帝国初の超弩級戦艦でありながら欠陥呼ばわりされてきた扶桑型も 多岐に及ぶ出撃や演習、遠征の甲斐あって、最近は貫禄が出てきていた。 おかげで、今日は午前のうちに南西諸島海域の敵影を鎮圧出来た。 しかし、執務を手伝う隣の山城を悟られないよう横目で見て思う。 この山城は貫禄があると思えば愛嬌もある事を最近の自分は見出してしまっている。 不自然に高い頻度で鉛筆の芯を折っては"不幸"だと呪詛のように呟きながら鉛筆を長時間削っていたり、 高い位置に置いてある書類の束を持って来させようとすると紙の雪崩が発生、 それに合わせてこけては白い山の中で"痛い"と悲痛な叫びを上げる。 今挙げた事は幾つもの逸話の極一部だが、 これだけでも山城の持つ独特の雰囲気は八分は理解出来ると言える。 山城は戦闘における練度が上がっても、根っこの部分は不変であった。 その愛嬌をもっと引き出そうと、最近は鉛筆を芯の柔らかい五Bの物に変えたり、 山城に手伝わせる書類の束を以前より分厚くした上でわざと高所に置き、 更に脚立まで紛失したように見せかけて工廠で解体して貰った事は秘密だ。 特に後者について、山城は自分と同じ位の背丈を持つ癖に、三度に一度はこけて紙に埋もれる。 ここまでやらかす頻度が高いと山城もまたわざとやっているのではないかと勘繰る。 愛嬌がある事に変わりはないが。 「……提督」 なんだ。 羨ましがっても私と同じボールペンは貸してやらないぞ。 お前に使わせると不幸故か短期間でインクが固結するに違いないんだからな。 「酷い言い方するのね。……じゃなくって」 羨ましがっていた事は否定しないのだな。 山城は私に訴えるような目付きで抗議してくる。 「提督の手が止まってます。……もしかして、提督も処理の仕方が分からない書類が出てきたとか?」 科白だけ聞けば健気に心配してくれているようにも聞こえるが、勘違いしてはいけない。 山城は私の汚点でも見つけたように にやにやした顔を向けているのだ。 此奴は私の弱みでも握りたいのだろうか。 握るのはその鉛筆と主砲の持ち手だけにしてくれ。 「別の考え事をしていただけだ。お前の助けは要らん」 「……この執務放り出していいかしら」 せっかく筆を走らせようと紙に目を落としたのに、また上げる事になった。 それはやめてくれ。 自分一人では満足に昼飯にもあり付けない。 「だったら今の発言取り消して下さいよ」 分かった。 悪かったよ、お前がいないと駄目だ。 最近は特に助けられているからな。 「も、もう。そこまで言いますか……」 山城は私から目を逸らしてそう呟いた。 そっちの方向には何もないぞ。 満更でもなさげなのはいいが、執務を再開しないか。 「は、はい。って、提督のせいなんですけ……」 ぐうぅっ。 「…………」 「…………」 なんだ。 こっちを見るな。 屁ではないぞ。 「ぷっ、あはは! まだ終わってないのに、正直ですねぇ」 五月蝿い。 空腹には逆らえんのだ。 少し早いが、昼食に……。 自分は言葉を詰まらせ、カレンダーを見やった。 そうだ。今日は土曜日ではないか。 無邪気に笑う山城に水を刺すように、思いついた名案を口にする。 「そうだな。今日は山城にカレーを作って貰おうか」 「くすくす……、え、カレーですか? 出来ませんよ、そんなの」 だろうとは思っていた。 山城に調理を手伝わせた事はなかったからだ。 だからと言ってそれを悪びれず言っていい理由にはならないぞ。 「私が作りながら教えるから。ほら行くぞ」 「提督が作るんですか!? ちょっと!」 …………………… ………… …… 「では、調理演習を始める」 提督は別の料理を仕込む間宮さんに断りを入れてから、焜炉を一つと割烹着を二つ貸してもらう事になった。 似合わない割烹着に身を包んだ提督は、本気で私の指導役を努める気の様子。 でも、それなら厨房を仕切っている間宮さんに教わった方がいいんじゃ……。 「間宮は見ての通り忙しいんだから駄目だ。カレーなら私でも上手くできる」 「いえ、後は煮込み作業だけなので忙しくはないんですけどね」 間宮さん、こう言ってますけど。 「……いいから始めるぞ」 提督は姿勢を揺るがせずに、迷わず戸棚や冷蔵庫から包丁や食材を取り出し始めた。 間宮さんも本当にやる事は終わらせたようで、提督に何も口出しせず黙って見ている。 私は間宮さんに近寄り小声で話しかける。 「間宮さん、大丈夫なの? 提督が料理なんて……」 「提督さんは出来る方ですよ。 特にカレーは自分好みの味がいい、って、ルウや食材を指定してまで秘書さんに教えてるんです」 間宮さんから教わろうとする私を止めたのはそういう理由だったのか。 我儘なところがあるのね。 でもこれって、私達艦も食べて良いように多めに作るんですよね? 提督好みの味にしちゃっていいの? 「提督さんのカレーは辛くないですし、味も良いので皆さんには受け入れられています」 「何を話している?」 「へっ!?」 私は素っ頓狂な声を上げた。 提督は馬鈴薯と包丁を手に持って、怪訝な顔付きで私達を見ている。 顔付きは険しいのに、割烹着と両手の物のせいで間抜けだ。 「ほら、山城さん」 私だけに聞こえる声で、間宮さんがとんと私の背を小さく叩く。 それに押されるように私は提督の傍に寄った。 「間宮の負担を軽減する為だ。しっかり覚えるんだぞ。まず馬鈴薯の皮剥きからだ」 壁にかかっている皮剥きの道具は無視ですかそうですか。 初っ端からハードルの高さを前に、私はやる前から根を上げたい思いに包まれた。 かつて鬼呼ばわりされていた私でも、戦争とは無縁のこう言った事に関しては何の予習もしていない。 「なんで人参は皮剥きの道具使って馬鈴薯は使わないのよ……」 「馬鈴薯は凸凹しているから大して効果はない。因みにそれはピーラーと言う」 ご丁寧に器具の名前まで教える提督は、人参の皮を剥く私の横で私の手付きを睨んでいた。 少しやり辛い。 それでも馬鈴薯に比べれば楽だ。 人参の皮はピーラーによってするすると簡単に剥けてくれる。 対して馬鈴薯の方は目も当てられない形に変えられた。 提督の手付きは確かなものだったけど、見ただけで会得出来るわけがない。 自分の不運さを恐れた私は、何も起きないようおっかない手付きで包丁を扱い、身も多く削って皮を向いた。 案の定、馬鈴薯は小さくなった。 馬鈴薯と同じ要領で、乱切りとかいう切り方でさっさと切ってまな板の脇に寄せる。 まな板が狭くなってきた。 「おっと、鍋を出してなかった。山城、そこの戸棚から鍋を」 忘れていたように提督が指を差す。 そこは頭より僅かに高い位置にある上の戸棚だった。 場所も覚えろという事だろう。 間宮さんより背丈ある私は台を探す手間を惜しみ、腕を伸ばして把手を引いた。 すると。 がらがらがしゃーん!! 「いっ! 痛い! ……やっぱり不幸だわ……」 戸棚を開くや否や、いくつもの金物が一丸となって私を襲ったのだ。 最初に一撃を頭にもらって床に尻餅を付いただけでは許されず、 更に多くの金物の雪崩が私や床に降り掛かる。 床に落ちた物は耳をつんざく不快な音で耳を攻撃してくれた。 私を心配する一人と一隻が慌ただしく私に近寄る。 「山城さん、怪我はない?」 間宮さんが、申し訳なさそうに私を見つめている。 戸棚を開けた直後の刹那、いくつもの鍋が整然と積まれていたのを見えた私は、間宮さんを責める気は起きなかった。 大丈夫よ。間宮さんは悪くない。 私の不幸が招いたんだし、寧ろ傍に間宮さんがいなくて良かった。 「大丈夫か!?」 提督は必死の形相で私を見つめている。 こんな事は日常茶飯事なのに、まして敵駆逐艦に攻撃されるよりも軽い程度なのに、 提督の形相は私が敵戦艦から被弾されたときと同じだった。 馬鹿じゃないの。 何の問題もない意を伝えて頭に乗った鍋を退かす。 「あ、山城……」 提督が何かに気づいたように私の名前を呼び、不意に手を伸ばしてきた。 何故か、スロー再生されているような感覚に陥る。 そのとき私は秘書に舞い戻ってすぐの、あの出来事が脳裏に浮かび上がっていたのだ。 あのときと違い恐怖感は感じていないが、咄嗟の事で私は目を瞑る。 ――な、撫でられ―― 「……?」 目を開く。 提督が撫でているのは、艦娘として蘇ってから持った頭部ではなかった。 私が艦の頃からの頭部。 提督は私の艦橋を触っていた。 迎撃しようとしていた私は、思わぬ勘違いをやっと自覚し、羞恥に悶える。 これではまるで期待していたみたいで……。 「艦橋が壊れているじゃないか」 「え? ……」 一先ず調子を取り戻そうとする前に、提督の言葉に私は耳を疑った。 呆けて自分の頭にそびえ立っているはずの艦橋の具合を確かめようと手を伸ばす。 ぴと。 「……っ!」 ――い、今提督の指に当たった? 当たった!?―― 硬い鉄の感触だと思ったら感じたのは柔らかくはない肉の感触。 私はたったそれだけの事に驚いて手をさっと引っ込めた。 提督もまた私の様子に驚いたように手を引いた。 訪れる謎の沈黙。 どうしよう、この展開。 ほら、後ろの間宮さんも微笑ましいものでも見るようないやらしい目になってるわ。 提督は早く何か言って下さいよ。 「……か、艦橋はデリケートだから、あまり触らないで頂けますか」 あれ。 冷静に動転した私は、誰かの科白を引用、というより盗用してしまったような気がする。 私が不幸で間抜けな姿を晒してしまった事が。 心配してくれる提督が私の繊細な艤装に触れた事が。 提督の手と私の手が当たってしまった事が。 多くの要因が重なって羞恥に悶え、少し汗ばむ程に顔を熱くさせる。 心配する提督の手を突っぱねるように頭を小さく振るが、 提督は提督でどう反応したらいいか困ったように言葉が出ないらしい。 間宮さんの鶴の一声があるまで、私と提督は沈黙の渦潮に巻き込まれたままでいた。 間宮さんが鍋の山を戸棚に戻し始め、 それに合わせて普段の調子を取り戻した提督のおかげで作業は再開された。 不幸ぎりぎりの淵を歩くように危なっかしくも下ごしらえを済ませる。 鍋を焜炉に設置し、仕込み作業も終えて煮詰めてゆくだけとなった頃、時計は正午を過ぎていた。 灰汁もそれなりに取り除き、具材に火が通るまでの時間が退屈だ。 「カレーの隠し味に、チーズや蜂蜜を入れる手もあるそうですよ」 「色々あるんだな。私はチョコレートを入れる話を小耳に挟んだ程度でよく分からなくて……」 鍋を注意深くじっと見つめる振りで、私は提督と間宮さんの談話に耳を傾けていた。 間宮さんと料理談義なんか出来る提督と違い、私は経験がないからそんな話は出来ない。 置き去りにされた心境だ。 楽しげに にこにこ笑う間宮さんの隣で、私に背を向ける提督がどんな顔で談話に励んでいるか分からない。 この境遇に私は不満を覚えるようになってくる。 決めた日の深夜には誰もいない海辺で提督ともやもやを共有しているのに、 私だけがこのもやもやを味わうのは初めてのことだった。 非常に気に入らない。 これも自分の招いた不幸というやつなのか。 でもカレーを作ると言い出したのは提督だし。 私はカレーが煮上がるまで、こうした煮え切らない思いを誰にも気づかれずふつふつと一人煮込んでいた。 「どうだ?」 「美味しいです……」 皿によそったカレーライスを口に含み、代わりに私は提督がお望みだろう言葉を口にする。 実際美味しいと言えば美味しいのだけど、私は未だに煮え切らない思いを抱えていて、 笑って喜ぶほど味は伝わってこない。 自分の声が著しく低くなっているのが自覚できる。 私のそんな調子を知らない提督は首を傾げ、自身の分を口に運ぶ。 「こんなものだな。今は一先ずカレーだけでいいから、山城もこれくらいの出来を目指して欲しい。 私も演習は付き合うから」 山城"も"。 敵艦が放って私に向かってくる弾丸をぼけっと見つめていたり、 降ってくる書類や艤装や鍋の山に反応出来なかったりするくせに、提督の言葉に私は敏感に反応した。 "も"という辺り、また間宮さんも言っていたように提督は色んな艦と演習をしてきたんだ。 提督がそういった意味で放った証拠や確信はないのに、私は勝手にそう思い込む。 「……随分と、間宮さんと仲が良いんですね」 ――私情で艦と談笑に励む姿なんか全く見せないくせに―― 私は言葉の後に心の中でこんな嫌味を付け加えた。 私だけだと思っていた。 出撃や作戦会議以外の用事で艦娘を呼び付けることがなく、 たまに工廠へ行けば建造の指示を出し、入渠中の艦娘がいる修復ドックへは近づこうとせず、 毎日足を運ぶ食堂も注文して完食して挨拶だけして終わり。 多くの艦から提督への印象を推測すると、"普通の上官"でしかないだろう。 今までそう思っていた。 「うん? 偶に話す程度だよ」 食事の時間のためか、提督の口調は煮通った馬鈴薯のように柔らかい。 "偶に話す"にしてはカレーの煮込み時間を有効に潰してましたね。 数ヶ月秘書を続けても、提督の知らない部分はまだまだあるようだった。 厨房に張り付いている間宮さんの方が、私より知っているんじゃないか。 空いた時間に提督と談笑できる事と、できない事。 この事柄だけでもその差をよく表している。 私は考え事をしながらもそもそと口を動かしているが、提督はもう皿の半分は消費したようだった。 そして不意に口を開く。 「近いうちに山城の作る美味いカレーを食べたいものだな」 間宮さんが言っていた言葉を思い出す。 提督は間宮さんを気遣う事を言っていたけど、本心はこの科白なんだろうか。 腹で鳴いた虫を押さえつけて私に指導するくらいだし。 私の願いを受理しそのまま数ヶ月経つ時点でそうなのだけど、嫌われているというのは私の思い違いで、 こう言われてやっぱり提督から悪くは思われていない事を改めて噛み締める。 不思議と陰鬱な気分はどこかへ吹き飛び、提督を見上げた。 提督は、少し照れ臭そうに口角を上げていた。 私は湧き出た感情をよく分からないながらも素直に受け入れ、顔には出さずに思う。 やっぱりこの人なら、私に幸せをもたらしてくれるに違いない、と。 …………………… ………… …… 演習を終え、執務を終え、明石さんに欠けた分の艦橋を作ってもらい、今日やらなければいけないことは終わった。 夕飯も済ませ、一日の疲れをドックにてお湯で流してみれば、海は不気味な闇に包まれたばかりだった。 だが、かつての悪夢の舞台であった海のことなんか全く気にせず、 私は私なりに身の清め方を念入りに考えながらドックに入り浸っていたことを振り返る。 普段通りに疲れを流して早々と出て行った姉が、 自室で再会してみれば普段よりも早く眠りに就いていたのが不思議だったが、 私は眠る姉に小声で謝罪の言葉をかけてきた。 日付が変わるのを待たずに、誰もいない執務室の奥の扉を叩き、最早慣れた言葉をかける。 「今日も、月が綺麗ですね」 『…………。そうかもな』 沈黙の後、扉越しで入室の許可が降りたので、私は扉を開けた。 提督は、起き上がって寝具に腰掛けて待ち伏せていた。 じっと提督の目を見つめ、後に引けないよう後ろ手に扉を閉める。 「前に私がお願いしたことの三つ目、覚えてますか」 「……よく覚えているよ」 提督は、今更何を言い出すのだろうとでも言いたげに少し間を置いてから返した。 今更なのは私もよく分かっているけど、構わず俯くように頭を下げる。 「ごめんなさい。あのとき私は自分と提督に嘘をついていました。 ……でも、あのときから私は自分にとっての幸福を考えてきたんです」 今までの事を振り返ってみれば思い浮かぶのは、後継の戦艦組のこと。 私の練度は上がってきたが、元々の性能に大きな高低差があるので結局は勝てない。 練度があの戦艦組より上になっても、 敵艦を一撃で葬れる能力に勝ることはできない。 練度を上げれば上げるほど私の実力を明確に見つめられるようになっていき、 私の劣等感はますます強くなってきたのだ。 いくら頑張ったところで生まれ持った錘は断ち切れない。 「もう不幸から抜け出す事は諦めましたけど、それが辛くなくなるくらいの幸福が欲しいんです」 近代化改装を行えば別の欠陥が浮き彫りになる経緯を嫌というほど歩んできた私。 一度死んでから艦娘として蘇生されても、私が"山城"である以上、ついて回る欠陥の肩書きからは逃れられなかった。 私はその事を悟った。 だから、もう"山城"なんてどうでもいい。 解体されて艦娘としての戸籍を失ってもいい。 私はそういう気持ちで提督に追加でお願いをする。 「……おいで」 黙って話を聞いていた提督が私を招く。 よく分からないまま、私は寝具をぽんぽん叩く提督に従い、上がり込んで横になった。 それを見届けてから、提督も同じように狭い寝具に潜る。 私と距離を開けるように落ちそうなくらいに寝具の端で横になり、布団をかけてしまった。 「……え?」 素っ気なく天井を向く提督の意図が分からない。 私の話が聞こえなかったのだろうか。 横顔を見せる提督はそのまま不意に口を開いた。 「こういうのも、幸せの一つだと思うんだが」 私は頭が真っ白になった。 これが私の望んでいたことだと? ふざけないで下さいよ。 私は提督の作戦に、初めて異議を唱える。 「……!」 私は、ばさっと提督のかけた布団を乱暴に退かした。 床に落ちたが汚れることなんか気にせず、 私は提督に馬乗りになってその両手首を鬱血するほど握り締め寝具に強く押し付ける。 思いのままに激情で声を荒げる。 「私じゃ駄目なんですか!?」 「確かに私は欠陥ですけど! 一回くらい大きな幸せを望んだっていいじゃない!」 「落ち着け」 だが、馬乗りにされて身動きの自由を奪われても提督は抵抗しない。 見下ろす私を睨みつけることもしない。 ただ真顔で私の目を見つめるだけ。 ただ静かな声で私を嗜めるだけ。 「別に山城が幸せになっちゃいけない訳じゃない」 「私が他人に幸せなんか与えられると思ってないだけだよ」 私はそれを聞いて、艦橋に昇っていた血が引いていく感覚を覚えた。 すーっと冷静になった私は改めて提督の目を覗く。 提督はあくまでも他人事のような口調でいたが、言霊とは不思議なもので、 そんな嘲笑うような話を聞くと提督の目から覇気がなくなっているように見える。 提督はやっぱり、根っこのところは私と似ている。 この人も結局は自信なんかないのか。 この湧き起こる感情はなんだろう。 同情ではないはずだ。 そういった哀しい気持ちではない。 私はこうして馬乗りになっていなければどこかへ消え入りそうな提督に、鎖になるような言葉をかける。 「私の幸福のためには、提督が必要なんです。私に幸せを教えて欲しいんです」 「提督の手で、私を近代化改装して下さい」 …………………… ………… …… 提督は再び寝具に横たわるよう指示したが、今度はしっかりと私に向き合ってくれている。 巫女服の帯を外され、前を肌蹴させられる。 まるで明石さんや妖精さんに見て貰っているみたい。 でも全然違う。 「ど、どうですか? 私の艦体、欠陥とかありませんか……」 恥ずかしい。 欠陥持ちの自身を提督に全て曝け出すのに抵抗が全くないと言えば嘘になる。 自信なんかなくて、晒された胸を、腹を両手で隠す。 「確かにお前は欠陥持ちなのかもしれないな」 私を見下ろす提督は無慈悲にもこう放った。 とてもぶっきらぼうで、心のどこかでそれを否定してほしかったと悲しむ自分がいる。 だけど、提督の言葉はそれで終わりではなかった。 「只、それ以上に山城には魅力を感じる」 ――やっぱり、反則だわ―― 私の凝り固まっている心と身体は、いとも容易く提督に解されていった。 私の身体が欠陥持ちなせいで、簡単に弾薬庫に引火する。 消火もままならず、優しいながらもその中に激しさを含んだ手付きで提督は私を溶かし、 新たな形へと近代化改装させていく。 私の身体が私の身体でないみたいに、提督のものになったようになる。 自分の制御が全く出来なくなり、 熱い海に漂流したころ、提督は一旦手を離して意味の分からないことを囁く。 「あのな。本当の夜戦というのは、ここからなんだよ」 「はぁ……、はぁ……。え……?」 夜戦? 近代化改装? もうどっちだか分からない。 どっちでもいい。 ぼんやりした頭では考えられない。 とっくの昔にスカートを外され、色気皆無の褌も緩められ、 何も遮るものがない私の足の間を提督は割って入ってくる。 次は何が来るのかと予想もできないまま、私は突然もたらされた痛みに悶えた。 「痛っ、ぃ……! やっぱりふこっ……、だわ……!」 苦しい。息が乱れる。 悲鳴を上げずにいられない。 寝具の布にぎゅっと捕まる。 強く瞑った両目のうちの片目を開けてみると、私の下腹部と提督の下腹部がくっついていた。 いつの間にか肌蹴ていた提督の下腹部から伸びる砲身が、直に私を貫いていた。 「辛いか……抜こうか」 提督が下腹部を引こうとする。 ずずっ、と、狭い私の中を提督の硬い砲身は動く。 痛いにも関わらず、私は反射的に声を絞り出す。 「あっ……、だ、駄目です……。幸せのためなら、これくらいの痛み……っ、 ひっ、ぐ……、ここまで来て、やめるなんて……!」 「……ゆっくり進めるから、我慢してくれ」 提督はそれだけ呟いて、引いたそれを再び私の中に押し込む。 潤滑油が不足しているというよりも私の中が狭すぎる故か、動きは良くない。 「ぁ、あぁっ、いや、いやぁ、あぁ、ああぁあぁ……」 やめてほしい。やめてほしくない。 私の葛藤は互いに勝敗が決まらず、その戦況が自然と口で提督に報告される。 ぐちゃぐちゃになった思考は提督にずんずんと突かれることで、更に攪拌されてゆく。 いつまで経ってもそんな調子でいる私に痺れを切らしたように、提督は行動に出る。 みっともなく揺れる私の胸を。 忙しなく左右に振る私の頭を。 提督は情を込めた手付きで私を扱ってくれる。 大切にされている。 乱れる心情の中、提督の思いは一直線に私の中を貫いた。 私の奥に、提督の熱いものが、熱い思いが、絶えず何度も何度も強い衝撃で届けられる。 「あっ! あう! んっ、んんっ、んや、や、ぁ、私、こんなのっ、知らな、いぃっ!」 どれくらい突かれただろう。 いつの間にか私は苦痛から解放されて、脇目を振らず声を上げていた。 提督の動きも速いものに変わっている。 私がそれを止める選択肢はなく、全ては提督に託している。 身体全体の、特に下腹部の熱が提督の動きに合わせてじんじんと脈打つ。 もうこれ以上は無理だと訴えかける奥底の私の小さな叫びは伝わることなく、無理矢理上り詰めていく。 そして。 「くっ……!」 「あっ……、ああああああぁぁっ!!」 提督が砲身を私の奥に叩きつけ、硬直した。 提督の砲身が私の中で膨らみ、その直後、私の最奥を熱い何かが満たしてゆく。 私の弾薬庫はそれに引火し、爆発を起こした。 全身が痙攣する。 提督から発射された弾丸を愚直に受け止め、私は何もできない。 しばらくして提督の砲撃はやっと収まり、やがて砲身が私の中から抜き出された。 「はあ、はあ……。近代化改装、これで、いいだろう……?」 提督はそんなことを聞いてくる。 成功したと思う。 提督の熱いものは貰ったし。 しんどかったけど、最後はその、気持ち、良かったし……。 確かに、幸せ、だった。 しかし私は息を荒げながら小さく顎を引くだけしかできず、息を整えたときにはもう意識が落ちていた。 …………………… ………… …… 翌日。 何事もなかったかのように朝は始まった。 実戦の先駆けに演習を行うと、とても調子がいい中勝利判定を得られた。 気を良くした提督は、褒められて気を良くする私に、 私だけに分かるようなほんの僅かな程度に含み笑いを浮かべて言う。 「山城は昨日久し振りに近代化改装したからな。頑張るんだぞ」 私が昔に近代化改装の限界を迎えている事を知っている随伴艦は戸惑う。 姉はどうなのか分からないけど、そんな姉含む随伴艦の様子を尻目に私は密かに優越感を感じていた。 ずっと前は責任感だとか義務感だとかで海へ出ていたけど、今は違う。 ついてきてくれる姉に褒められたくて。 帰りを待つ提督に褒められたくて。 姉や随伴艦を率いて、暁の水平線に勝利を刻む約束を、提督と刻む。 「提督……山城、必ず帰ってきます」 私は艦隊の先頭に立ち、岸壁から海面へ意気揚々と進水した。 陰りない朝日が、海面の波をきらきらと白く輝かせているのが眩しかった。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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906 :名無しの紳士提督:2015/01/31(土) 01 04 11 ID eSis4ALI 905 不幸だわ…… 加賀さんとかクールな人がそういう時に来たらグッと来るね 行動で示してくれたら惚れてしまう そしてついでに鎮守府慰安労働青葉編、投稿します 前以上に「汗」が前面に出てくることに加えて、投稿者の青葉に対するイメージがかなり出てます 要らないシリアス混じってます、前半はエロなのでご心配なく、ではいきます 907 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 04 50 ID eSis4ALI 「もう寝巻を押し上げちゃってますねえ、このまま失礼しちゃいましょうか」 青葉はしなやかに腰を折ると、そのまま東の寝巻を手慣れた様子ではだけさせる。 浴衣程度しかないために、ものの十秒もかからないうちにソレは青葉の視界にさらされた。 脱ぐ前からはっきりと分かっていた大きさは健在で、思わず青葉の口元が吊り上がる。 先端がかすかに濡れているのは、足に堕ち始めている確証であった。 「あ、青葉……やめ……」 「聞こえませ~ん。では失礼して、それ」 青葉が抵抗を聞き流し、両の足の裏がソレを挟み込んだ瞬間だった。 青葉ごと跳ね上げてしまいそうな勢いで、東の身体が痙攣したのだ。 勢いよく背中を反った勢いで腰が突きあがり、意図せずして皮がひん剥かれてしまう。 一瞬で淡い色の亀頭が露わになり、射精にも似た勢いで先走りが吹き出した。 強烈過ぎる刺激に、思わず東は青葉の足にすがるように抱き付いてしまう。 一頻り痙攣が落ち着いたところで、東は肩で息をしながら頭上を見上げる。 そこにあるのは怪しい笑みを浮かべて見下ろしている東の顔があった。 恥ずかしさに言葉も出ず、自分ですら涙が滲み始めていることに気付いていない。 しかし懇願するつもりの視線も、今の青葉には火に油でしかなかった。 「あ~ぁ、べとべとじゃないですか。これはもうお仕置きですね」 「だ、ダメだ。お題は、やるから、やめてくれ……」 「じゃあ一緒に足も舐めてください。ほら、足も寄せてあげますよ」 再び青葉の足に顔を挟まれ、言葉を失った東の口から力なく舌が這う。 ほんの舌先で、舐めるというよりもなぞるような舌使い。 どうしようもないことを悟ったような、ゆっくりとした動きだった。 続けてそのまま両足が小刻みに動き、東のソレを挟んで扱き始める。 上下に扱き、前後に擦り、時にはニーソックスを擦り付けるように。 密かな練習すらも伺わせる、妖艶で淫靡な動きに耐えることなど無理に等しい。 無論、扱かれているだけではなく、いつの間にか東自身にも変化が訪れていた。 「いつの間にかずいぶん熱心に舐めてますねえ、そんなに興奮しちゃいましたか?」 「青葉……青葉ぁ……」 「可愛いですね。もう青葉の太もも、東さんのよだれでべとべとですよ」 908 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 05 27 ID eSis4ALI 青葉のニーソックスとブルマの間の太ももは、全体がどこか粘りを伴って濡れていた。 うわ言のように青葉の名を繰り返している東の舌も、もうなぞる動きとは程遠い。 舌全体を太ももに擦り付ける動きは、対象に愛おしさすら感じさせるほど丁寧だった。 時には唇で甘噛みまでしており、お題を拒んでいた東の姿はもうどこにもない。 今の東には理性も自制心も存在していない。 あるとすれば青葉に対する忠誠心にも似た何か、そして堕とされてしまった心だった。 視界を埋め尽くしている青葉の太ももは、逆らい難い誘惑の塊のように見える。 程よく締まりながらも心地良い柔らかさに、人肌特有の呑み込まれるような温もり。 舌先に伝わる青葉の汗の味も甘美なものとなり、いつまでも舐めていたいとすら思い始めていた。 鼻腔に広がる青葉の香り、耳に届く青葉の声も、媚薬のように東の心を溶かしていく。 追い討ちのように自らのソレを扱かれる快感、今の東に「青葉の虜」以外の表現はない。 「や、ん……ニーソの中まで舐めたいんですか? 変態さんですね」 「段々青葉も、気持ち良くなってきてしまいました」 ニーソックスをずらし、東の舌が膝の裏にまで伸び始めたころ。 青葉もブルマの上から自身の秘所を弄り始め、快楽をむさぼり始めていた。 嗜虐心が気付けば青葉の中でも快楽に繋がっており、徐々に足の動きも早くなる。 しゅっ、しゅっ、上下に全体を扱けば、東の身体は細かく跳ねる。 くちゅ、くちゅ、くぐもった水音と共に足裏全体でこねくり回せば、ゆっくりと悶える。 時には指でピンポイントにカリや亀頭を責めれば、勢いよく先走りが吹き出した。 青葉の足の裏は東の先走りでびしょびしょであったが、どちらも気にするそぶりはない。 「うっ、ん、はぁぁん! 東、さん、私も、気持ちいいですぅ!」 いつの間にかくぐもった水音は一つ増えている。 青葉の秘所から響く水音は激しさを増し、我慢の限界か、ブルマの中に入っていた。 ぐちゅり、ぐちゅりと最も大きな水音を響かせながら指を激しく出し入れさせる。 愛液まみれになったブルマの色はすっかり変わり、青葉にも余裕がなくなっていた。 お互いに快感に任せて舐め、扱き、弄り、高まりベッドが揺れるほど激しさを増していた。 「青葉、俺、もうダメだ……!」 「青葉ももう、イきます、来ちゃいますう!」 「青葉、青葉……!!」 「東さん、青葉も、もう……だ、め、で……!!」 909 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 06 00 ID eSis4ALI 青葉は自らの指で達しかけた瞬間、勢いよく東の頭を抱きかかえる。 東も応えるように力一杯に青葉の足に抱きつき、込み上げてくる快感に備えた。 皮肉にも両者が達する引き金となったのは、二人がぶつかった衝撃であった。 「ああああああ~~!!」 「うっ! ぐっ、あっ!」 勢いよく身体を反らし、ビクンビクンと身体を跳ねさせる青葉。 対照的に身体を丸め、自らの身体を抱え込みながらも腰を跳ねさせる東。 稲妻が身体を駆け抜けるような、すさまじい快感が襲い掛かった。 どちらも放心状態で力なく身を投げ、しばらく動けなくなっていた。 そんな中、先に我に返ったのは東、大きく肩を上下させるほど息が切れていた。 何気なく額に手をやれば、一瞬で汗まみれになるほど大量の汗が吹き出していた。 足元には力なく投げ出された青葉の足があり、黒のニーソックスの面影はない。 自分でも信じられないほどの精液が飛び出し、ニーソックスを白濁に染めていた。 ひとまず自分のソレをしまい、飛散したものの片付けを手早く終える。 すぐにベッドの上に寝転がっている青葉に近付き、肩を叩きながら声をかけた。 「青葉。起きろ、青葉」 「う、う~ん? あぁ東さん。おはようございます」 「寝惚けてる場合か。さっさと風呂に行くぞ、お前だって汗だくのままだろ」 「あ~ん、待ってくださいよう。身体が重いんです~、それに……」 「それに、何だよ?」 東から目を逸らしながら、青葉は気恥ずかしげに口元に手をやる。 今さら何だとため息交じりに聞き返す東の耳に飛び込む、か細い青葉の声。 「ぶ、ブルマがびしょ濡れで冷たくて仕方ないんです」 「自業自得だ。衣笠が帰ってくるまでにシーツも代えなきゃいけないんだ、ほら急げ」 「嫌ですよ~、ねえ~、東さんってば~」 ごねる青葉を引きずりながら、東はシーツを片手に風呂へと急ぐ。 何があっても誰かに遭遇するわけにはいかない以上、自然と早歩きになっていた。 鎮守府に風呂は一つしかないため、お互いにバスタオルを身体に巻いて入浴する。 丑三つ時を回っているため、片方を待っている時間も余裕も存在していなかった。 910 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 07 03 ID eSis4ALI 「やれやれ、酷い目に遭った。落ち着いたか?」 「落ち着いたも何も、私は事の始まりからいつも通り――」 「あ?」 「わ、わかりました。すいません、謝るので沈めないでください!」 「分かればいい」 髪まで沈むほどに一度だけ青葉を湯船に沈めてから、しばらくお互いに言葉を発さない。 青葉が先に身体を洗い、入れ違いで身体を洗い終わるまでの間。 湯が揺れる音、シャワーを使う音、身体を洗う音、夜風が吹き抜ける音……。 その中には会話はおろか、独り言すら存在していなかった。 そしてそろそろ出ようかと、東が腰を持ち上げようとしたその時――。 「東さん。ジャーナリストが一番やっちゃいけないことって何だと思いますか?」 「ど、どうしたよ急に。そりゃあ捏造とかじゃないのか? お前やってるけど」 「そうでしょうか? 私はある意味、捏造もジャーナリストの形だと思っていますよ」 「……お前の口から出てくると胡散臭さが半端じゃないな。ちなみに答えは何だ?」 「ジャーナリストが自分の記事に対して、感情を挟んでしまうことです」 もう一度ツッコミを入れてやろうかという東の考えは、青葉の横顔にかき消された。 普段から記事を集め、調子に乗っては提督のみならず仲間にも怒られている青葉。 広報を作っているのも遊びのような一面があったが、その横顔は真剣そのもの。 東にではなく、露天風呂から見える月を見上げた表情に嘘偽りは感じ取れなかった。 持ち上げようとした腰を再び下ろして、同じように月を見上げて口を開く。 「それは何だ、捏造とは違うのか?」 「ええ、全く。捏造は悪意に満ちたものもあれば、善意に満ちたものまで様々です」 「やる人間によって変わってくるか、だがそれと感情を挟むってのは一緒じゃないか?」 「少なくとも私は違うと思います」 青葉が腰を上げ、胸から足元までタオルを垂らして身体を隠す。 湯船に腰を掛けながら、髪を耳に掛けながらも言葉は途切れない。 「捏造はある程度その記事がどんな影響を及ぼすか、書いた本人が予測できるものです」 「そうだな。本人が書きたくて書いてるんだから当然だろうよ」 「でも感情に任せて書いてしまえば、誰にも予測できない記事が出来上がってしまいます。 感情に任せてしまえば影響は予測できない、ただ感情に流された情報が事態を歪ませる」 「難しい話だ。ただそう言うってことは、青葉はやっていないんだろう?」 911 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 07 35 ID eSis4ALI やや声色を明るくした東の言葉に、青葉は視点を落として小さく首を横に振る。 力ないその姿は見ている側すら痛々しく、思わず東が息を呑んでしまっていた。 今まで一度として見たことはない、大破して帰投した時ですら見せたことのない表情。 後悔、大きく顔に書かれているような錯覚さえ覚えさせられる。 小さな涙が青葉の頬を伝ったのが見え、重苦しい雰囲気と共に言葉が続いた。 「けれど、自分で分かっていたのに、青葉は自分の感情に任せてしまいました」 「もしかして、もう何か書いたのか?」 「いいえ、記事は下書きを書いたところで破棄しました。でも今までそんな風にペンを握ったことなんてなかった。 でも青葉は、青葉は……初めて感情に任せて広報を書いてしまうところでした…… 東さん、あなたが鎮守府から離れられなくなるような、記事を……」 「おいおい」 一瞬、怒鳴りつけてやろうかと考えた東の怒りがそのまま呑み込まれる。 重苦しい雰囲気に押しつぶされたせいもあるだろう。 今まで見たことのない青葉の表情に驚いたせいもあるだろう。 どんな言葉を掛けたらいいか分からなくなったせいもあるだろう。 しかしどの理由よりも一番大きな驚きがあったのだ。 「つーか、なんでわざわざ俺がここからいなくならないようにしたんだ? 消えてほしいならお前の持ってる情報ばらまいたら、俺はすぐに殺されそうなんだが……」 青葉が首を横に振る。 東も死にたいわけではなかったが、手っ取り早い方法なのは分かっていた。 「それとも俺の評判を落とすせいか? 俺が艦娘に嫌われれば追い出されるか、まぁ十中八九処刑だと思うけど」 再び青葉が首を横に振った。 肩を上下させ、大きく東がため息をついた時。 今にもこぼれてしまいそうなほど大量に涙を浮かべた青葉の瞳が、東を振り向いた。 先ほどこぼした涙など、今堪えている涙に比べれば無いも同じなほどに。 静寂が包み込んだ露天風呂で、口火を切ったのは青葉だった。 912 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 08 15 ID eSis4ALI 「あなたを好きになっちゃったからに決まってるじゃないですか……」 そよ風にもかき消されてしまいそうなほどか細い声だった。 切なさに満ちた言葉は、ほとんど離れていない東の耳にも届くかどうか。 そんなか細い声は凄まじい衝撃となって東の鼓膜を貫き、狼狽させた。 「重巡洋艦娘として戦い、広報を書き、提督も女性の鎮守府に舞い込んだ記事の種。 最初はそんな風にしか考えてませんでした、集めた記事だって普段通り扱う気でした。 でも、でも、いつか東さんは鎮守府を離れてしまうって思ったら、止まらなくて……!」 先ほどまでの落ち込み、落ち着いていた雰囲気はどこへやら。 堰を切ったように次から次へと、青葉は抱え込んでいた言葉を吐き出していく。 「鎮守府内で問題を起こしたとしたら、慰安労働の時間が伸びるんじゃないかって…… みんなから嫌われてしまえば、私だけ見てくれるんじゃないかって…… 記事を書いていたところで今日、衣笠が遠征で、独占欲みたいな気持ちに気付けて…… 自分のことしか考えていない記事を書きそうだった自分が恥ずかしくて……」 青葉の口から嗚咽が聞こえ始めたところで、青葉の瞳は大粒の涙をこぼした。 後悔、怒り、悲哀、それだけではない大量の感情の波は東に打ち明けられているのではない。 悪いのが自分であることは分かっているという、どうしようもないジレンマ。 それでも同時に感情に任せ、涙声での最後の一言は、間違いなく東に向けられていた。 「私はジャーナリスト失格です、でも、でも……大好きです、東さん……! この鎮守府の誰よりも、誰よりもあなたが好きです……慰安労働が終わっても…… できるなら、離れたく、ないです」 「……好かれるのはいいけど、なんで俺なんだ?」 「情報を集めてる時から、あなたがどれだけ良い人なのかなんてわかってますよ 夕張さんの件も、浦風さんの件も、長波さんの件も全部知ってるんですから それだけじゃない、あなたがどれだけ優しいかなんてみんな知ってます」 そこまで言うと、青葉はゆっくり立ち上がって小さく会釈をして踵を返した。 こぼれる涙を拭いながら脱衣所に向かう背中は、重巡洋艦としてはとても悲しく小さい。 艦娘としてでも、ジャーナリストとして駆け回っている時の青葉ではない。 恋をしているただの女の子、想いを伝えた一人の少女が見せる後ろ姿だった。 やがて青葉の手が脱衣所の扉にかかった時だった。 913 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 08 52 ID eSis4ALI 「青葉。ごめんな、そんなに思われてるなんて知らなかった ちょっと無神経だったよ、好かれてる側がこんなんじゃダメなんだよな」 「いいんです、届かないものだって、知ってますから」 「……ごめん。でもな、お前が抱えてた気持ちってすげえ大事なもんだと思う! いや、むしろお前がそう思ってくれてたって分かって、俺は誇らしく思う! 一人の女の子がそんなに真剣に思ってくれるんだって、そう思えるんだ!」 「やめてください。慰めているつもりですか……?」 「違う。上手く言えないけどこれは素直な俺の気持ちで、返事にさせてくれ。 ジャーナリストの仕事も、お前の気持ちも全部伝わった、だから頼ってくれ。 俺はまだ労働期間がある、その間だけでも目いっぱい頼ってくれ。青葉!」 青葉が声を張って言い終わると、足を止めていた青葉が振り返った。 相変わらず涙は流れたままだが、うっすらと柔らかな笑みが浮かんでいるのが見える。 「……バカですか」 「な、なんだとこの野郎!」 「傷心中の女の子に言っちゃいけないこと言っているって気付いてませんね」 「え? あ、それはその、えーっと……!」 「でも、そんな不器用で優しいところ、やっぱり好きです、おやすみなさい」 青葉はそれだけ言って、一度はっきりとした笑顔と共に脱衣所に消える。 東は再び湯船に浸かり直してから部屋に戻った。 好きと告げられた青葉の言葉は、しばらく東の脳に残り続けていた。 しかし翌日から再び青葉の広報が様々な火種を呼んでいるのは別のお話。 今までと何ら変わらない、それどころか今まで以上に広報が起こす火種は大きい。 それでも元気がないよりはいいと思い続ける東に、ジャーナリストは声をかける。 「ども、恐縮です、青葉ですぅ! 一言お願いします!」 +後書き 914 :鎮守府慰安労働:2015/01/31(土) 01 10 29 ID eSis4ALI 以上で青葉編は終了です 青葉って実はかなり思慮深く広報書いてるんじゃないかなと思った結果がこれだよ! 書いてる途中で可愛く思えてきて長くなったのは内緒 ではまた これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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247 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/11/23(日) 14 13 35 ID AWJFqZtI 流れぶった切ってアレですが、提督×秋月、やりたいと思います ここの秋月はLv99です。だから犯罪なんてなかった、いいね? 248 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/11/23(日) 14 14 59 ID AWJFqZtI マルヒトゴーマル。 提督は最後の書類を片付け、寝る前のティータイムと洒落こんでいた。 「司令、これって…」 秘書艦の秋月が、カップの中の液体について、ジト目で問いかけてくる。 提督は紅茶を飲まない。金剛のティータイム攻撃もなんだかんだでかわしている。 というわけでカップの中身はホットミルクである。 「どうした秋月、寝る前のホットミルクは安眠効果があるんだぞ」 そう言いながら、カップの中身を飲み干す。 「はあ…」 ため息をひとつ吐き、カップの中身を飲む。 「ありがとうございます」 「いや、いいのよ。こんな時間まで付き合わせちゃって悪かったな」 珍しく仕事が多かった日だったため、残業となってしまった。なお残業手当は出ない。 「あ、マルフタマルマルです。今夜は月が…月が綺麗ですね…」 若干頬を紅く染め、秋月が時報を告げる。 「司令。ん、司令?」 思いがけぬ台詞に、絶句した提督。 「おま、秋月、ソレどーゆう意味か解っていってんの…?」 「当然です。だって、司令ってば鈍感で全然気付いてくれないですし…」 少しずつ、顔に色が乗ってくる。昼の凛とした表情ではなく、初心な少女と男を求める女の中間のような顔。 「ほら、司令…この秋月は、全部司令のもので すよ…」 色が乗りきった女の顔で、少しずつ近づいてくる。 「司令、大好きです」 動けない提督に抱き付く秋月。柔らかな秋月の身体は、提督の理性を破壊しにかかる。 確かに秋月は可愛い。提督もケッコンしようかと思っていた。しかしこのヘタレ、普段の態度がアレなのに、こういう事となるととたんに奥手になる。だが、これはチャンスと見て、取り敢えず秋月を落ち着かせるとこから始まる。 249 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/11/23(日) 14 16 29 ID AWJFqZtI 「ほら待て秋月。少し落ち着け」 「いやれふー、んふふ」 頭をぐりぐりと押し付けてくる。まるで犬のよう。 「そっかー残念だなーせっかくいい話あったのになー(棒」 ピシッと音が鳴るような勢いで、秋月の動きが止まる。 「なんですか、いい話って?」 期待に目を輝かせている。そのキラキラ具合にたじろぐが、ここで引いたら男が廃ると、執務机に向かって、机の引き出しを開ける。 「秋月、ちょっとこっちこい、今日最後の仕事だ」 想定外の出来事に、いぶかしみながらも秘書艦としての勤めを果たすべく提督のところへ向かう。 『ケッコンカッコカリ手続書』 「…ほぁ?」 完全に固まる秋月。 「ほらさっさと名前書け。んでこっちに寄越せ」 提督は普段通りを装うが、若干声がうわずっている。 「司令、これは、その」 「なんだ、いらないのか?」 「いえ、秋月、書きます!」 なにやら妙な気合い、入れて、書いてる。 「さて、と」 書類を受け取った提督が、話を切り出す。 「こんなんでムードもへったくれも無いが、秋月、俺とケッコンしてくれ」 提督が小箱に入った指輪を差し出してくる。 「書類に名前書いちゃった時点であれですけど、私なんかでいいんですか?」 「それは了承と受け取るぞ?」 紅くなった顔をニヤつかせ、若干強引な言葉を発する提督。 「はい!構いません!じゃあ…」 そういって左手の白手袋を外す。 「お願いします…ね?」 250 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/11/23(日) 14 17 39 ID AWJFqZtI 左手の薬指に指輪を通し、誰も見てないが誓いのキスを行った。 「さて、秋月。ケッコンしたら、夜にすることはひとつだな?」 「ふえ?」 秋月を膝から抱えあげ、所謂お姫様だっこをする。 「し、司令?」 ニカッと笑って、寝室に向けて歩く提督。念のために、明後日までは艦隊は休日だ。1日くらい徹夜しても問題無い。 とす、とベッドの上に下ろされた秋月。 「司令…ん…」 唇を合わせるだけのキス。しかし、これだけで終わる訳がない。 「んむぅ?!ちゅる…」 提督は軽く開いていた秋月の唇から、舌を入れて口内を蹂躙する。 歯列をなぞり、舌先をつつく。 慣れてきたのか、秋月も舌を絡める。 「んちゅう…んむ…」 舌を吸い上げ、互いの唾液を交換する。 「ぷはぁ…しれぇ…」 「ん、どうした?」 しばらく吸い合っていたが、息が苦しくなったので離れると、荒い息を吐きながらトロンと蕩けた目の秋月に、白々しく問いかける。 「…きもちよかったです」 「そうか、なら」 ふにっ。 「ひゃあぅっ!」 「そろそろ次に行こうか?」 普段から強調されていた、他の一部以外の駆逐艦娘より大きな胸を揉む。 「んっ、ふっ、んあぁっ」 提督は服の上から、敏感なところを避けるように揉んでいく。 「しれぇ…もっと、もっと気持ちよくしてくださぁい…」 焦らされて出た言葉は、普段の秋月からは考えられないものだ。提督の興奮が大きくなっていく。 251 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/11/23(日) 14 18 51 ID AWJFqZtI 「服、脱がすぞ?」 提督の問いに、秋月はこくこくと首を縦に振る。 改めてキスをし、舌を絡め合うと、提督が服を脱がしにかかる。 ほどなくして前のボタンを全て外すと、秋月のそこそこ大きな胸を包む白いブラが現れる。 「その…恥ずかしいです…」 やはり初めては抵抗があるのか、片手でブラの上から押さえる。しかし、 「ほいっと」 「あっ…んああっ!」 ふっと腕を退けると、一気にずり上げて綺麗なピンクに吸い付く。 「んぁ…ひゃあぁ…」 かりっ。 「ああぁっ!!」 当然、反対側も手でもみもみ、くりくり。 「はあっ、はぁっ」 「どうだ、気持ちよかったか?」 「はいぃ…きもちよかったですぅ」 「そうか」 そう言うと、また舌を絡め、手が秘部へと降りていく。 くち、と布の上から触れてもはっきり分かるほど、秘部は濡れていた。 「下、とるぞ?」 こくんと頷くのを確認して、提督が下着を脱がす。少し周りをふにふにと刺激したあと、膣口に指先をあてがい、 「入れるぞ?」 そのまま、二本の指を挿入する。 「んあああっ」 秋月の膣内で、気持ち良さそうな場所を探してバラバラに動く指。未だ未経験の秋月には、それですら強すぎたため 「司令、秋月イっちゃいます!あぁっ、んああああっ!!!」 びくん、びくんと秋月の身体が痙攣し、全身で絶頂を伝えてくる。 ずぷっと指を抜き、秋月が絶頂している間に、服を脱ぐ提督。 秋月が絶頂から帰ってくると、上には裸の提督。頭を撫でながら、待っていてくれたらしい 252 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/11/23(日) 14 23 05 ID AWJFqZtI 「本番、してもいいか?」 「はい、お願いします」 くちゅ。 「んぁ…」 すぶぶぶぶ。 「んあああああっ」 こつん。 「ひゃあっ!」 提督の肉棒が、子宮口をノックする。 こつ、こつ。 「あっ、あぁっ!」 「どうだ、気持ち、いいかっ?」 「はい、でも、司令、いっぱい動いて、いっぱい私で、気持ちよく、なってくださいっ、あぁっ」 いじらしい秋月の言葉に甘え、提督が腰を振り始める。 パンパンと、提督の腰と秋月の太ももがぶつかる音に混じって、秋月の秘所からぐちゅぐちゅ、じゅぷじゅぷと卑猥な水音が鳴る。 「あっ、ひゃあっ、んあっ、あぁっ」 ごつごつと子宮口をノックするたび、秋月が特に甲高い声で鳴く。 秋月の膣内の締め付けが強くなってくるとともに、提督の射精感も限界に近づいていく。 「秋月っ、そろそろ、出すぞっ」 「はいっ、いっはいっ、射精してっ、秋月のっ、膣内にっ!」 「うあっ、射精るっ!」 「イくっ、イっちゃいます!ぁぁぁああああっ!」 びゅるるる!びゅくびゅくびゅくびゅくびゅく! 「あぁっ、射精てる…熱いの…しれぇの…」 「あ…まだ、硬くなって…」 「悪いな、まだ行けそうだが、いいか?」 膣内で硬さを取り戻した肉棒をひくつかせ、提督が問う。 「はいぃ…いいですよぉ…」 絶頂の余韻を感じながら、許可を出す秋月。しかし、次の快感への期待から、既に声が蕩け始めていた。 ずずずず…ずん。 「ふぁああ…あんっ」 先程はさすがに性急すぎたと、今度は秋月がより感じる点を探るように、膣内を蹂躙する。 253 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/11/23(日) 14 24 45 ID AWJFqZtI 「んきゃあっ?!」 やや奥の天井がよく感じるらしい。今度はそこを重点的に責めていく。 「きゃあっ、ああっ、さっきより、しゅごいっ!気持ちいいっ、ですっ!んあっ!」 亀頭の先で小突いたり、カリの出っぱったところで引っ掻くように抉ったりした。先を押し付けながら擦りあげ、また同じようにゆっくり抜いてやると、一番いい声で鳴いた。 「んああっ、あっ、あぁっ!」 何度か往復させると、膣内がぐっと締め付けてきた。 「あっ、来ますっ、さっきよりおっきいの、来ちゃいますっ、ああああぁぁぁぁっ!」 精を搾り取ろうとする膣内の感触を味わいながらも、込み上げる射精感を抑え、絶頂にうねる膣内を更に責め立てていく。 「ああっ、司令っ、いまっ、イってるからっ、らめっ!」 「知ってるっ、だから、いいんだろっ?!」 ぱんぱんと勢いよく、先程見つけた弱点を意識しながら肉棒を突き立てていく。 「あっああっらめらめ!秋月おかしくなっひゃいますっ!」 「いいぞ、おかしくなっちゃえっ」 提督の言葉がトリガーになったのか、締め付けが更にキツくなる。 「あっ、だめっ、もう、秋月っ、んああっ、イくうううううぅぅぅっ、うあああぁぁぁぁっ!」 「ぐうっ!」 びゅるっ、どくん!どぷどぷどぷどぷ! ぐっ! 「んあっ、しれぇ?!」 提督が、射精しながら動き出す。 どくどくと白い欲望を吐き出しながら、ごんごんと子宮口を叩いていく。 「むりっ、らめっ、もっといっひゃいますっ、んああああぁぁぁぁっ!」 「うおおっ!」 どくどくどくどく!どぷん! 更に勢いよく、秋月の子宮を白く染めようと射精する。 「ああっ、うぅっ、もう、いっはい…お腹にゃか、熱い…」 254 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/11/23(日) 14 25 37 ID AWJFqZtI 「んへへ…」 「秋月、どうしたの?」 「はっ、朝雲?!いや、何でもないです!」 「いや、妙に顔がゆるんでるし、大丈夫?」 「そ、そうですね、お気遣い、感謝します」 「んふふ、司令…」 左手に光る銀のケッコン指輪。光にかざし、煌めかせる。 「そういえば、明日、夜戦日でしたね…」 初めて以降、一週間に一回は、夜戦をしてもらっている。 「明日は、気合い入れないと」 +後書き 255 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/11/23(日) 14 27 54 ID AWJFqZtI よし終わり! 秋月に一目惚れしました。こんな感覚は春の天津風以来です。 あ、前スレで天津風の書いてた者です。残りのストックは時津風と初風なんですが、いまいち難産なんです…国語力が、国語力がちょこっと足りないのかな…? これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/